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2002.10.1 ボート組合の住民監査請求・請求人陳述聴取

日時:10月1日(火)午後1時から
場所:大津市京町四丁目3番38号滋賀合同ビル5階5A会議室


南出喜久治氏(請求人の代理人・弁護士)の陳述要旨

 請求の対象は、昭和60年以降に行われた外来魚駆除事業のすべてで、捕獲量の水増しが行われ、同時に大量の在来魚を死滅させている。

 新聞報道によると県漁連は「現在はない」としているが、これは過去にあったということ。「昨年度に数回」という発言は、自認しているということ。現場を見に行った際、外来魚23.5kgが捕獲されていたのに対して、在来魚も12.0kg捕獲されていた。在来魚はそのまま廃棄されている。エリや刺し網などの捕獲方法から考えて、駆除事業全体では在来魚が大量に死滅している。在来魚を

 緊急雇用対策事業でも外来魚の駆除が行われているが、雇用の面からも駆除の面からも緊急性が見当たらない。緊急雇用対策を外来魚駆除に結びつける必要はない。駆除事業を補完し、別名目で行われているに過ぎない。また、緊急雇用対策の被雇用者は、県漁連によって実質的に漁業関係者のみから選定されている。1日あたり1〜2時間程度の作業であるにもかかわらず、日当が支給されており、時給に換算すると5000円にもなる。さらに、緊急雇用対策で捕獲された外来魚が買い取りにまわされている。

 補助金の支払い停止、返還請求、違法状態の回復・回避を措置として求める。

 漁業センサスによれば、琵琶湖の漁業者は減少傾向にあり、南湖では専業者は皆無。水質汚濁など根本原因の解消が必要であるにもかかわらず、リリース禁止が特効薬であるかのような主張をしている。外来魚を害魚として法的に認定することで、恒常的に補助金を得ようとしている。ブルーギルの異常繁殖が問題なのに、外来魚すべてのリリースを禁止している。

 平成7年から11年の間は、単価を決めずに一定の補助金を支出していた。共生・共存の視点が欠落しており、漁業者のみを特別視している。

 公文書公開請求によって公開された文書によると、補助金は漁連からの概算請求のみによって支出されており、明細がない。

 漁業者は在来魚の愛護者ではない。

 琵琶湖総合開発では、漁業補償が行われ、例えば堅田漁協では1人当たり3000万円が支払われている。これは南湖で漁業が成り立ち得ないということで、補助金はさらに漁業者を保護するもので、二重利益である。

 バスが1kg成長するのに10kgのエサを必要とするという県の説明は、ほとんど成り立ち得ないと考える。今の時点で再度調査をしてほしい。

 駆除作業はエリや刺し網で行われているが、ほとんどバスは捕獲されていない。実地で確認をしてほしい。

 バスは障害物を回避するから、刺し網にはギルと在来魚ばかりがかかり、刺し網であるためすべて死滅している。


寺田京二氏(請求人・ボート組合理事長)の陳述要旨

 釣り船業を35年やってきた。最初はモロコやフナが対象だったが、今はバス一本。モロコやフナが回復し、いろいろな釣り人が来ることを願っている。在来魚を戻すことには努力を惜しまない。

 ブルーギルは、水試が増やして放したもの。県に聞くと、「放していない。囲っていたのが逃げた」と言う。県や漁業者の落ち度であるにもかかわらず、県や漁業者は事実を明らかにしていない。密放流という話のみが報道で先行している。公に反省し、外来魚駆除に釣り人の協力を求めるというのが順序。

 県漁連や水産課に聞いても、明快な説明をしてくれない。

 水産課の資料は、前に出された資料や今回公文書公開請求で得たものなど3つあるが、それぞれ数字が違い、平成1年から13年までで2200万円の補助金の金額の違いがある。何を根拠に補助金を出したのか。ずさんなやり方が目立つ。

 今年の買取は、アユの禁漁期間は500円/kgとしており、県は「エリつぼの網を換えるため」としている。しかし、この時期は台風シーズンなのでエリで在来魚を獲っている人は少なく、しかも今年は渇水なので、エリの網を上げてしまっている。ほとんどが刺し網で捕獲されているのに、なぜ500円/kgなのか。水産課はこうしたことをわかっていてやっている。

 刺し網ではフナなどが混獲されているが、捨ててしまっている。こうしたことが毎日行われている。

 私は企業努力で時代に沿ってバスに切り替えたが、漁業は補助金が出るので進歩しない。

 知事は、ブルーギル駆除の申し出に耳を傾けなかった。釣り人に協力してもらったほうがよほど安く出来る。バスが増えれば、そのときは駆除に協力する。

 10月9日に予定の県議会琵琶湖環境農政水産委員会では、日釣振など関係団体が意見を述べることになっているが、ボート組合は外されてしまった。これは差別だ。

 条例説明会で、県に駆除事業での混獲について聞いたが「しかたがない」と言う。

 駆除事業の現場を見に行った際、外来魚は23.5kgが捕獲されていたが、これには5人が当たり、日当5万円が支払われている。効率が悪く公金の無駄遣い。混獲された12kgの在来魚は鮮度がおちる状態で放置され、捨てられている。

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