| 第1回 滋賀県琵琶湖レジャー利用適正化審議会 会議概要 |
1 開催日時 平成14年(2002年)12月19日(木) 10:00〜12:00
2 開催場所 滋賀県庁 新館 7階 大会議室
3 出席委員 礒田陽子、海東英和、加藤誠司、川嶋宗継、北村勇、菅沼完夫、
中井麻友子、中川博次、中野桂、早川清、林良訓、村松佳夫
以上12名 (五十音順、敬称略)
4 議事等
◆開会
◆委嘱状交付
◆あいさつ:知事
・滋賀県琵琶湖レジャー利用適正化審議会委員の就任へのお礼。
・条例制定に向けパブリックコメントを行ったところ、2万2千件のご意見をいただき、 具体的な要望という点では5万2千件を超える「反対」意見や署名が多かった。
・世界屈指の古代湖で、貴重な固有種を含む豊かな生態系を持っている琵琶湖をあずか っていることを考慮すると、さまざまな取り組みの一つとしてレジャーとして利用されている皆さんにも琵琶湖の新しいルールをお守りいただきたい思いから、去る9月県議会で「滋賀県琵琶湖のレジャー利用の適正化に関する条例」を全会一致で可決していただきました。
・この審議会は条例に基づき設置され、プレジャーボート等の航行規制区域や基本計画の策定に対し、皆さんからの率直なご意見をいただき、この条例が目的どおり琵琶湖の保全に役立つようにと思っておりますので、ご理解、ご協力いただき活発なご審議をいただきますことをお願いいたします。
<委員紹介>
名簿の順に順次各委員の氏名と役職等を紹介
<事務局紹介>
事務局、自己紹介
<出席数確認>
ご出席いただいております委員は12名で、委員総数15名の半数を超えております。規 則の定めにより、本審議会は成立しています。
◆.議 事
(1)審議会の運営方法について
<審議会の設置について>
滋賀県琵琶湖レジャー利用の適正化に関する条例に基づく設置、調査審議内容について 資料ー1により事務局から説明しました。
1)会長の選任
滋賀県琵琶湖レジャー利用適正化審議会規則の第2条第1項に基づき、委員の互選によ り、中川博次委員が会長に選出されました。
<会長あいさつ>
委員の皆様の非常に活発かつ貴重なご意見を各回とも賜り、問題をまとめていきたいと 考えております。ぜひお力添えをよろしくお願いします。
<審議会の運営方法について>
<会長の職務代理者の決定について>
滋賀県琵琶湖レジャー利用適正化審議会の規則の第2条第3項に基づき、会長の指名に より、川嶋宗継委員が会長の職務代理者に決定しました。
2)審議会の公開について
「附属機関等の会議の公開に関する指針」に基づき、「公開方針案」および「傍聴要領 案」を資料ー3、4により事務局から説明しました。
* 審議の結果
資料ー3「公開方針案」ならびに資料ー4「傍聴要領案」に沿って原則公開になりまし た。
(2)琵琶湖のレジャー利用の現状とこれまでのレジャー利用の適正化の取り組みについて
琵琶湖のレジャー利用の現状とこれまでのレジャー利用の適正化の取り組みについて、 事務局より説明しました。(資料ー5)
<各委員自己紹介>
●礒田委員
・滋賀県が世界に誇れる琵琶湖を大切にする努力がされるなか、この審議会は琵琶湖の歴史的、文化的な価値を高めていく大切な取り組みと考えている。
●海東委員
・水上バイクの愛好者と共に地域とでマナーアップに努めているが、マナーを守らない方も多く、現実問題としてレジャー活動のルールをを守ってもらうことを地域としては強く訴えている。
●加藤委員
・外来魚の問題について、レジャー利用適正化条例をきめたからと言って釣り人に対して、一方的な言い方はよくない。正しい形でお互いが歩み寄る必要がある。
・本当に釣り人なり琵琶湖を利用する人たちが心ある利用になっていくべきと思っている。そのへんの話をきちんとしていきたい。
●川嶋委員
・琵琶湖の沿岸の水質が悪くなったと思う。琵琶湖の保全と言われているが本気でどう取り組んでいくのか姿勢が見えない。今回審議会で、かなり具体的にやっていこうという姿勢が少し見えてきて、ほっとしている。
・子供たちの視点に立って琵琶湖のことを考えていくことが重要で、本来の琵琶湖を取り戻すことにつながる。琵琶湖を「保全」ではなく「再生」という言葉を使っていきたい。
●北村委員
・昨年の懇話会では、十分な時間がなく駆け足に結論まで到達した感がある。この審議会では、十分議論した上で結論を出したい。
●菅沼委員
・琵琶湖のあり方について、市民感覚で意見を述べていきたい。
●中井委員
・「琵琶湖を愛する気持ち」を「琵琶湖を守りたい」という気持ちをみんなにもってもらえるように変えていきたい。
●中野委員
・条例において、ワームに関しては“環境に配慮する製品を奨励する”といった形でしか扱われておらず遺憾である。どの程度の量が投棄されているのか調査が必要であり、
どういった措置をとるべきなのか考える必要がある。
・2ストロークに関わらず、排気ガスにより放出されるPAH(多環芳香族炭化水素類)についても扱うべきと考える。
・条例は住民に重きを置きすぎた為に自然に対する配慮が欠けている。自然を前面に押し出しても良かったのではないか。
・航行規制について、騒音のみを対象としているが、波などの影響についても考える必要があるのではないか。
●早川委員
・マナーの問題が大きいが、マナー違反が及ぼす影響ファクターについて整理が必要ではないか。
・条例が出た当初、スポーツフィッシング大会などを琵琶湖ではもうやらないといった話も出ていたと思うが、その後どういった状況になっているのか。
●林委員
・プレジャーボートとして全ての船を同様に悪者扱いしていることは遺憾に思う。
●村松委員
・レジャー条例は上からの押さえつけではなく、下からの盛り上がりのために自由な発 想で検討していきたい。
●中川会長
・条例の内容を十分理解する必要がある。
・また、何が良くて何が問題なのか客観的なデータを整理していく必要がある。
(2)琵琶湖のレジャー利用の現状とこれまでのレジャー利用の適正化の取組みについて
質疑応答
●中野委員
・湖岸への車両の進入について条例で触れられていないが、これらの規制についてはどのように考えているのか。
●事務局
・既存の法令で対応可能と考えている。
●海東委員
・PAHについても大変興味深いが、水上バイクなどの走行で、1日にドラム缶約70本
もの未燃焼の燃料が琵琶湖に放出しているという話をよく耳にするが、実際はどうか。
●中野委員
・通常、25%〜30%くらいの未燃焼の燃料が排気ガスとともに空気中や水中に放出されるといわれている。
・福島県の実験などでは、精度の問題もあるが50%という結果もある。
・実際は、排気口が空中にある場合や水中に潜っている状況もあるため一概には言えないが、それらを全て合わせた比率と考えてもらえれば良い。
(3)航行規制水域の考え方について
事務局より航行規制区域の考え方について資料ー6により説明しました。
●早川委員
・騒音の基準について、今年の調査では25台が常時走行の最大値であったが、今後もっ
と増える可能性も考えられる。台数について、もっと安全側を取っても良いのでは。
・騒音のシミュレーションについて、音源の位置(分布状況など)はどのように設定しているのかにより変動するため、データの信頼性を高めるために検討が必要と思う。
・1台あたりの発生騒音について、今回は業界のベンチマーク(自主的な規制)の79dBを採用しているが、過去の調査などでは若干高い数値もでていたように思う。安全側を見て検討しておいた方がいいと思う。
・今回のシミュレーションのグラフに実測値もプロットし、推測値の妥当性について検証しておく方がよいと思う。
●事務局
・25台については、現実的な数字をあげている。音源の配置、走行の位置、実測値のデ
ータまた、79dB以上ではないかというご質問については、資料などでおって示していきたい。
●中野委員
・水上バイクの騒音だけで基準を決めて良いのか。
・シミュレーションにおいては、改造艇や騒音対策済みのものなどをどの程度考慮しているのか。
・1車線道路沿いの基準を持ってくることについて、湖岸沿い住まわれる方々は道路騒音のない静寂さを求めていると思う。そういった環境に突然道路ができるといった状況と同様でありあまりよくないのではないか。
・暗騒音で縛った方が良いのではないか。
・音源が移動することについては、どのように考えているのか。
●会長
次回以降に具体的になると思いますの今後、調査検討願いたい。
事務局から連絡事項等はありませんか。
●事務局
今後の審議会の開催予定を資料ー7により説明しました。
次回の日程調整をさせていただきたいので、日程調査票(資料ー7)を提出いただきた い。
●林委員
資料を事前配付願いたい。
●事務局
次回から考慮させていただきます。
<閉 会>