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著者割増で購入可能
 「著者割引で購入可能」(たとえばこういうの)ならぬ「著者割増で購入可能」という企画を個人的に考えてみましたが、さすがに気が引けるので、やりません。と言うか、面倒です。eS!Booksとかamazon.co.jpとかbk1とか、適当なところで探してください。

ブラックバスがいじめられるホントの理由

・ブラックバスがいじめられるホントの理由
――環境学的視点から外来魚問題解決の糸口を探る――
・価格:本体1,200円+税
・青柳 純 著
・ISBN4-88536-507-4 C2075
・A5判(96頁)
・6月23日発売
http://www.tsuribito.co.jp/shuppan/newbook200306.html
詳しくはつり人社営業部へ(03-3294-0781 tsuribito-hp@mte.biglobe.ne.jp)

ネットで買えます
eS!Books国明創研JBOOKbk1amazon.co.jpe-hon楽天ブックス

書店店頭のゼゼラ本
多くの場合、釣り棚に置いてあります。
大型書店では、環境棚や生物棚に置かれていることがあります。紀伊国屋書店新宿南店では、一時期、環境棚に平積みしていました。生物棚で、魚類学会編「ブラックバス」の横に配架しているLIBRO池袋店といったところもあります。

図書館のゼゼラ本
NDC分類487(動物学)に分類しているところが多いようです。
滋賀県立図書館には3冊あるらしい。


目次

まえがき

第1章 混沌から抜け出す第1歩
1.1.いつまでも解決しない外来魚問題
1.2.外来魚問題で使われる言葉
1.2.1.生物多様性(biodiversity)
1.2.2.「移入種」と呼ぶか「外来種」と呼ぶか
1.2.3.「オオクチバス」と「コクチバス」
1.2.4.「移植」「移殖」「移入」

第2章 外来魚移入の経緯
2.1.「密放流」だけではない
2.2.オオクチバスの移入と拡散
2.3.フロリダバスの移入と拡散
2.4.コクチバスの移入と拡散
2.5.ブルーギルの移入と拡散
2.6.琵琶湖にしかいないはずの魚が全国に

第3章 他の移入種事例

第4章 現在取られている対策
4.1.法的規制
4.1.1.移殖禁止規定
4.1.2.再放流(リリース)禁止
4.1.3.生体持ち出し禁止
4.1.4.持ち込み規制(検疫)
4.2.外来魚政策
4.3.対策技術
4.4.根底にある「漁業権」

第5章 既存の外来魚論

第6章 何が本当に問題か・対立の構造
6.1.何が起きるか・生物学的説明
6.2.漁業への影響とその本質
6.3.生物多様性・生態系への影響とその本質
6.4.無秩序な拡散の進行
6.5.ケーススタディ
6.5.1.琵琶湖 ―3すくみの利害対立―
6.5.2.河口湖 ―バスを有効利用した典型―
6.5.3.中禅寺湖 ―有用な移入種のためのバス駆除―
6.5.4.霞ヶ浦・北浦 ―相対的に縮むバス問題―
6.5.5.八郎潟 ―問題の混同の典型例―
6.5.6.野尻湖 ―暗黙の了解でのバス利用―
6.6.問題全体の図式化
6.7.問題の対立軸とその解消法

第7章 生物多様性の価値評価と対策の検討
7.1.1.何のための生物多様性維持か
7.1.2.生物多様性の「保存」と「保全」
7.1.3.自然中心主義が人間中心主義を優越したのか
7.1.4.人間中心主義を採ったときの判断基準
7.2.「生物多様性還元論」の検討
7.3.対策の選択肢
7.3.1.完全駆除
7.3.2.棲み分け(ゾーニング)
7.3.3.限定的駆除(在来魚保護域設定)
7.3.4.何もしない
7.4.各選択肢の検討と提案

あとがき


この本の特徴
・外来魚問題に関する、生態学的なことから、漁業権制度、環境倫理、その他もろもろの分野を、体系的に一まとめにしてしまったという意味では、おそらく前例がないのではないかと思われます。その意味で、駆除派論者にとっても有意義な内容になっているのではないかと。もっとも、前例がないからこそ、一個人が勢いでまとめたものがそれなりにまともに見えるだけなのかもしれず、本当のところどうなのかは定かではない。

・本にするという話が出てきたのは文章を書いた後で、もともと真面目に論文として書いたものなので、内容はきわめてまともです。擁護派とか駆除派とか、そういう視点で書いたものではありません。ただ、もっともらしいことを言っている駆除派論者の説を検証している場面が多いので、結果的に反駆除派的な記述が多いかも。

・滋賀県立大学環境科学部環境計画学科環境社会計画専攻なるところで書いた卒論が元ネタ。滋賀県の公費を有効に利用して書きました。原題は「外来魚問題の構造と対策の検討」。いろいろと追加したいところだったが、時間もなく実際には元ネタほとんどそのまま。

・ということで、工夫の余地はタイトル、目次、まえがき、あとがき。岩魚本を意識したまえがきはちょっとやりすぎ?

・真面目な本なので、すかるぼ氏や岩崎魚成氏は登場しない。かくまつとむ氏すら登場しない。秋月岩魚氏や中井克樹氏は真面目に取り上げている。

・ひと目でわかる問題構造図。

・Basser前編集長・松島秀樹氏編集担当。


瀬能書評への反論 佐藤書評への反論

YOMIURI BOOKSTAND 新刊情報…「ノンフィクション」らしい


英文要旨(本には載ってません。でもせっかく書いたので。今となっては書いた本人も意味を忘れた単語があったりする...)

The Essence and Solution of Alien Fish Problem

Black bass (large mouth bass and small mouth bass) and bluegill are fish species introduced from the Continent of North America to the Japanese islands. Large mouth bass was introduced into Lake Ashinoko (Kanagawa Prefecture, Japan) by a businessman Tetsuma Akahoshi and Tokyo Imperial University in 1925. Small mouth bass was introduced into Lake Nojiriko (Nagano Prefecture, Japan) anonymously in about 1991. Bluegill was brought by the Crown Prince in 1960.

Black bass and bluegill have inhabited many freshwater lakes, ponds and rivers in Japanese islands now. These fish species are causing the problem called "alien fishes problem". Fishermen, who fish for a living, and environmentalists say that these fish species should be exterminated. But anglers, who fish for a game fishing, say these fish species are useful.

The system of the fifth type of fishing right might lead to a solution of the problem. The fifth type of fishing right is a circulating system. Fishermen and Anglers have to pay fishermen's cooperatives the charge of fishing when they fish designated fish species. Fishermen's cooperatives have to stock designated fish species.

But anglers haven't to pay fishermen's cooperatives the money when they fish black bass and bluegill because these fish species are not designated. These fish species also eat designated fish species. It is the reason fishermen to say that these fish species should be exterminated. Therefore these fish species to adopt designated fish species of the fifth type of fishing right might lead to a solution of the problem.

The solution, however, solves only a part of the problem. Because environmentalists say Alien species lose biodiversity. But I think their argument should not be priority. Their argument is too magnificent to realize. Nobody knows how to exterminate black bass and bluegill. To exterminate these fishe species is too difficult. Besides these fish species, there are many alien species.

Biodiversity is clearly important. In this case, but biodiversity is not the first priority. I propose to make good use of black bass and bluegill while conserving biodiversity. That is also the efficient way to conserve biodiversity.

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