| 2004.12.26 |
来年度から曳き網による外来魚駆除を開始
25日付読売新聞ネット版によると、滋賀県は2005年度から曳き網による外来魚駆除を行う。これまで刺し網をすり抜けてきた稚魚を駆除するのが目的。曳き網はこれまで、資源保護のために漁業調整規則で禁止されてきたが、外来魚駆除に限って解禁される。
曳き網は、入り口が1.2から1.5メートル四方で、長さ約6メートル。網の目は10ミリ、5ミリ、4ミリと細かくなり、稚魚を追い込む設計。長さ20から30メートルのロープに付けて小型漁船で引くというもの。
在来魚が混獲された場合は、選別して琵琶湖に戻される。ただ、曳き網には在来魚がほとんどかからないことも裏付けられているという。
琵琶湖の外来魚一掃へ、40年ぶり引き網漁を解禁(読売新聞)
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20041225p602.htm
バス釣り関連雑誌2月号
スポーツアンドフィッシングニュース
「釣り人の主張 やっぱり環境省には、言わなければいけないことがある。」(萱間修)
「ライギョの特定外来生物指定への動きに意見します!」(伊藤隆博) 伊藤氏は、「でんでんまる」という愛知県にある客の9割がライギョ釣りという釣具店の店長。
「バス問題を考える[新]第7回 なんの為の外来魚駆除」(真嶋茂)
Basser
「日本の暮らしは外来種で成り立っている。外来種の駆除は税金の無駄遣い。」(池田清彦氏講演録)
「プロショップのネットワークづくりの第一歩、「特定外来生物被害防止法についての販売店による勉強会」」(柏瀬巌)
「日釣振フラッシュ」 特定外来生物選定会合での日釣振の見解。
「月刊ゼゼラ新聞」(青柳純)
ルアーマガジン
「今、僕らができることVol.5」 庄司潤インタビュー、特定外来生物選定オオクチバス小グループ、ショップ勉強会、FAネットワーク主催シンポジウム
ロッドアンドリール
これから読みます
カワウ「前にも書いたけど、マイナーだけれども釣りのジャンルとして確実にあるというのがライギョで、それがこういう事態を引き起こしてしまうのかな」
ゼゼラ「日釣振とかがライギョ釣りでいろいろ動くというのも想像しがたいしね。それはともかく、Basserの投稿欄に載ってる『検見川浜でのカレイ釣り』っての良いな。この前、印旛新川行ったら、寒いばっかりで酷い目にあったし」
ライブドア株主総会
45株(約17000円)だけ持ってたりするので、せっかくなので行ってみました。一応、旧スプートニク(永江一石・代表取締役)はオン・ザ・エッジ時代に事業譲渡をしているので、バス釣りと縁があると言えばあるかも。新高輪プリンスホテルの広い部屋が会場で、出席者2300人(多! 駅から人の流れができてるし)、1時開始で6時30分終了(長!)。ホリエモンはしゃべりはうまいし、今のところ経営は悪くないし、総会は雰囲気良かったし、今日行った人で近いうちに買い増す人が結構いそうな予感。ライブドア球団のGM氏はこれまで契約だったけど、1月からライブドア社員になるそうな(球団は諦めてないのか?)。株主宛に何か送ると利益が出るようにするらしい(DMの送り先にされてるような...)
| 2004.12.25 |
魚類学会がアンケートの詳細を掲載 それでも意図は理解されず?
魚類学会が行ったアンケートについて、公式のリリースが14日付で出ています。アンケートの内容や位置付けが詳細に記述されていてまともです。
オオクチバス等サンフィッシュ科3種による水生生物の被害に関するアンケート調査について(日本魚類学会)
http://www.fish-isj.jp/info/041214.html
「本集計結果の事例数を比率に計算し,『オオクチバス生息水域の○○%以上で被害』などと使用することは科学的に明らかな誤りであり,またそのような表現は我々の意図するところではない。」というのが魚類学会の説明なのですが、その2日後、
日本魚類学会も今年十二月、オオクチバスが生息する湖沼やため池の三割近くで在来種の減少など水環境の変化が顕著だったとする調査結果を発表している。(12月16日付読売新聞山梨版)
という新聞記事が出ているという。真意を伝えるって難しいね。
小ネタ
・発売中のBEPALで外来魚バスターズ岩崎魚成氏の近影。
・15日に会社四季報発売だったので、1週間ほどいろいろ眺めた感想。シマノ(7309)って最高純益更新予想なんだなと(自転車部門の貢献だけど)。ダイワ精工(7990)は台風の影響で釣り具不振って書いてあるのに、シマノとティムコ(7501)には台風なんて書いてないのはなんでだろう。
| 2004.12.21 |
ノーリリースありがとう券使用状況
ノーリリースありがとう券の使用状況(使用期限の11月30日まで)が17日、公表された。発行されたありがとう券55,582枚のうち52,757枚が使用され、使用率は94.9%と前年の92.6%を上回った。使用が多かったのは、アヤハディオ(ホームセンター)19,436枚、上笠商店街(草津市)13,459枚、道の駅グリーンプラザからすま(草津市)5,081枚、エルティ932商店会(草津市)4,947枚、北中町商店街協同組合(草津市)3,033枚、藤本石油(株)(大津市)2,581枚の順だった。
「ノーリリースありがとう券」の協力店舗での使用状況について(自然環境保全課)
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/2004/12/17/1217dg0001.pdf
| 2004.12.15 |
「きょうの出来事」の外来魚問題特集 BRC行き?
14日深夜放送の日本テレビ系ニュース番組「きょうの出来事」での外来魚問題に関する特集。その中で「・・・生態系の保護よりも、明日の飯です・・・」との発言が放送されたことについて、本意が伝わらず誤解されかねないもので遺憾だとする見解が、発言をした柏瀬巌氏から公表された。
それによると、「・・・生態系の保護よりも、明日の飯です・・・」と発言した部分のみが放送され、「お金儲けのためなら、生態系が壊されても関係ない」という意味にも受け取られかねないが、実際には「・・・ブラックバスについての取り扱いを、0か100かのような議論をするのは問題がある。バスに関して言えば、私のように利用している者もいるし、また、バスがいて困っている人もいる。そういう議論をするのであれば、釣具屋で生計を立てている私の立場から言わせてもらえば・・・」と話した中での発言で、「ブラックバスの扱いについては、利用する側と、排除した方が良いと考える側で、考えや利害が対立してしまうので、お互いにオールオアナッシングの議論に早く終止符を打って、現実的で前向きな解決方法を考えるべき」というのが本意だとしている。
また、「放送局や制作会社に対する抗議や法的な対応も検討中」としている。
12月14日放送の「今日の出来事」内の発言についての遺憾の表明
http://www.ozzys.jp/shop/colum/FR_041215.htm
ゼゼラ「放送は見てないので細かいところはよくわからないのですが、これはひょっとしてBRC(放送と人権等権利に関する委員会)行き? いくらでもありそうな編集という気もする反面、BRCのホームページに載ってる過去の事案を見る限り、これくらいの話でも一般人なら十分扱われうる感じも。インタビューの全体が録画として残っていそうなので、言った言わないの水掛け論にはならなさそうだし、あとは編集によってどのくらい趣旨が違って聞こえるかどうか」
小ネタ
・2日にNACK5(埼玉県のFM局。滋賀県で言うところのe-radio)の番組「NACK AFTER5」に秋月岩魚氏が電話出演し、いつもの感じで外来魚問題について語ったらしい。で、その後、9日に同じ番組で、雑誌「バスワールド」の編集長が電話出演したらしい。
・13日か14日のNHKラジオ第一(AM)で、朝7時30分頃のニュースに立教大の濁川孝志氏が電話出演して外来魚問題について比較的無難に語ったらしい。
・14日に最高裁が上告不受理の決定をして国敗訴が確定したO-157をめぐるカイワレ訴訟の2審大阪高裁での判決(今年2月)を読んでみたら、稲葉重子裁判官と書いてあって、今はリリ禁訴訟の裁判長。カイワレ訴訟はリリ禁訴訟より数段高いレベルの議論をしてると判決を読んで思った。
| 2004.12.12 |
「ホンモロコに与える影響のうち6割前後はオオクチバス」 WWFジャパン
琵琶湖におけるオオクチバスの影響評価(WWFジャパン)
http://www.wwf.or.jp/lib/freshwater/fw20041202.pdf
「ホンモロコに与える影響のうち6割前後はオオクチバスのもの」といった書きぶりからは、相関関係があることをもって因果関係があるとしているようにも読める。琵琶湖の場合、統計の数値がそもそもどれだけ信頼できるかという問題も。その2つは置いておくとしても、統計数値の扱いに疑問がいくつか。
○1987年から漁獲統計にオオクチバスの項目ができたものの、それは漁業者が琵琶湖で捕獲したオオクチバスの漁獲量全体を表すものではなく、経済的価値を認めて捕獲したものの量を表すものということになっているので、実際の漁獲量はわからない。
○同じ買取価格であっても、補助率の違い(最近はほぼ100%だが当初は違ったはず)、漁具支給の有無(例えば13年度はキロ150円だが漁具分も含めればキロ200円程度に)、買取予算額の多寡などの要素があるので、同様に扱えない。(ただし、価格差そのものによる漁獲量への影響は、有意な相関がみられなかったとの記述あり)
○買取価格が350円と500円の2種類ある場合は考慮に入れているが、統計が年(1月〜12月)、買取補助金が年度(4月〜3月)で行われている、つまり買取価格が同じ年で3種類ある場合もあることが考慮されているようには読めない。
○「着業統数」と「出漁日数」も統計値としてあるのに、単位努力量を求めるために「経営体数」を使うのは妥当なのかどうか。(「滋賀の水産」(冊子名)は「滋賀農林水産統計年報」よりも詳しくないので載ってないのか、漁法別ではなかったので使わなかったのか)
○冊子として一般に公表されている統計値と統計上の秘密との間には、情報公開法により公開される統計値が存在するので、本格的にやろうとすれば、かなりいろいろなことができる余地はあると思われるが、その記録は5年保存らしいので、昔のことは今となってはわからない。
統計解析は少しやったものの忘却のかなたなので、気付いたところだけ書いてみました。結局のところ、あの統計を使うためには補正が必要となる要素が多すぎて、補正をするためには仮定が多くなりすぎて、他に使えるデータがあるかというとそれもなく、大まかなこと以外を見出すのは無理というのが実際ではないかと。
そういえば、滋賀県は「ホンモロコの減少にはブルーギルの影響が大きい」ということを言っているので、今回のはそれとは話がだいぶ違うことにもなるし。
| 2004.12.11 |
「外来魚が35%減少 県『駆除などが効果』」 朝日新聞
10日付朝日新聞ネット版は、2001年度に3000トンが生息していた琵琶湖の外来魚が約35%減少し、今年は1900トンになったことが県水産試験場の推計でわかったと報じた。同試験場の藤原公一・主任専門員は「漁業者による駆除やノーリリース(再放流禁止)事業が効果を発揮し、増加に歯止めがかかったばかりか、確実に減少していることが裏づけられた」と話しているそうな。
また、捕獲されにくい小型魚対策として、底引き網を改良した「ビームトロール」を来年度から導入するという。
外来魚が35%減少 県「駆除などが効果」(朝日新聞)
http://mytown.asahi.com/shiga/news02.asp?kiji=4625
実は計画大幅未達
ゼゼラ「リリース禁止論争真っ最中の14年9月補正予算の資料に、有害外来魚駆除3カ年緊急対策事業(14年度から16年度)の図解があります。これと、滋賀県漁連が県に出した報告書をつき合わせると、次のような感じになります」
| 13年度 | 14年度 | 15年度 | 16年度 | |
| 駆除量(買取)―H14.9補正での計画 | ― | 580トン | 320トン | 0トン |
| 駆除量(買取)―実績 | 277トン | 468トン | 401トン | 350トン(予算) |
| 駆除費用(買取)―実績 | 5700万円 | 1億7889万円 | 1億5500万円 | 1億2250万円(予算) |
| 駆除量(雇用対策)―H14.9補正での計画 | ― | 100トン | 100トン | 100トン |
| 駆除量(雇用対策)―実績 | ― | 53トン | 17トン | ― |
| 駆除費用(雇用対策)―実績 | ― | 2億0500万円 | 4502万円 | 2194万円(予算) |
| 生息量(年度末)―H14.9補正での計画 | 3000トン | 2200トン | 1400トン(*) | 1250トン |
| 生息量(年度末)―実績 | 3000トン | (不明) | 1900トン(*) | ― |
(*)平成15年度組織目標の評価によると、15年度目標値は1560トン、実績は1918トン。
※費用は県・国負担分で、予算額を超えた場合のみ県漁連負担となるため、補助率はほぼ100%。ちなみに諏訪湖(長野)では、補助率は50%。
ゼゼラ「いわゆる買取分(重量あたりで支払われている分)は、14年度は予算を余らせて計画量に達していないものの、15年度は計画以上に予算がついて、2年間で概ね計画通りに駆除。雇用対策分は、14年度は2億500万円で100トン(ただし産卵期の稚魚捕獲も同じ予算に含む)を駆除する予定だったのが、実際には53トンで、15年度は予算が約4分の1に減って、駆除量もそれに応じて17トン。15年度の雇用対策分の予算が減ったことを考慮するとしても、当初の計画が達成できていないと考えざるを得ない」
カワウ「1900トンに減ったって言うけど、計画では1400トンになってるはずだったのね。それが1900トンというのは、だいぶ話が違うような。16年度末に1250トンというのはもう無理そうだね」
ゼゼラ「それがまだ諦めてないみたいなんだな。今年の5月28日に公表された平成16年度農政水産部の目標というのによると、16年度は350トンの外来魚を駆除して、生息量は1300トンになるんだって」
カワウ「1900トンから350トンの駆除で1300トンって、計算おかしくない?」
ゼゼラ「残りは釣り人分なんじゃないの? で、『リリース禁止が守られてないから計画通りに行かなかった』とかいう話になると」
| 2004.12.9 |
魚類学会緊急アンケート [在来種に「影響」半数以上]
魚類学会が行った緊急アンケートというは、7日のオオクチバス会合で配布されたこの資料なわけです。
被害評価のランク付けの「顕著―あり―軽微―不明」、環境改変のランク付けの「あり―なし―改善―不明」というのは何を基準にしているのかとか、環境改変「あり」がやたらと少ないけどそれって本当かよとか、いろいろ突っ込みどころはあります。そもそも、今さらこういったアンケートをやって材料に出してくるということは、資料があるという話は比較論(他の外来生物に比べればある方だということ)なのであって、絶対的に十分な量があるわけではないということでもあります。
ただ、だからと言って意味がないというものでもなく、水口氏がレッドデータブックの記述を数えて「希少種を脅かす原因の95%は環境改変」と言っているのと同じで、参考資料の1つくらいの位置付けと考えるのが、アンケートの詳細は委員に回覧しただけで回収したことからしても、妥当でしょう。
資料自体にも、
※この集計結果はサンフィッシュ科3種のなかでも特にオオクチバスによる被害の事例をとりまとめたものであり、全国の水域が無作為に調査されたものではない。したがって、この集計表の数字を百分率に計算して比較に使用することは不適当であり,なされてはならない。新聞・テレビ等での報道においても充分に留意されたい。
と注意書きがしてあったわけです。ところが、次の日の産経新聞では、
在来種に「影響」半数以上 ブラックバス生息水域
日本魚類学会は七日、北米原産の外来魚ブラックバスが生息する全国の水域で、水質など他の環境悪化要因がなくても、調査した半分以上の水域で在来生物が絶滅・激減したり、減少していることを明らかにした。(中略)オオクチバスのみが生息し、水質悪化や工事など、他の在来生物に影響を与える環境変化が認められなかった百九十九水域のうち、在来生物の絶滅や激減など「影響が顕著」だったのが八十六水域、「影響あり」と答えたのが二十七水域で、合わせて半分を超えた。
(産経新聞12月8日付東京朝刊2面)
という、百分率になってると。なんのこっちゃ。で、産経新聞が記事にしたからなのか、8日付の読売新聞夕刊社会面でも、
オオクチバスだけが生息しているため池などは303か所で、このうち86か所では、水質悪化などの環境変化がないのに、オオクチバスの侵入でメダカなどの魚やゲンゴロウなどの昆虫が絶滅したり、著しく減少したりしていた。
ブラックバス類の環境調査、メダカや昆虫の被害深刻(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20041208i304.htm
という記事になってると。具体的な割合こそ示していないものの、303のうち86だと言っているわけで、文脈としてはあまり変わらない。
こんなことになってしまったので、「やっぱり正しい情報が伝わってないということですなぁ」という感じで揉める材料が増えてしまったかなぁと。
カワウ「やっぱり新聞記事というのは、事実はどうであっても、いかにもそれっぽい数字を示すのが重要で、それが参考程度ではなく重要なものなのだというふうに書くものだなぁと、改めて思った」
ゼゼラ「まあ、『○○駅前で××反対運動をしている人たちが××について街頭模擬投票をしました。××には反対の人が8割でした』(そりゃ反対運動なんだから賛成の人たちは近寄らないでしょうね)みたいのも新聞記事なるから」
| 2004.12.8 |
麻生太郎氏が日釣振会長職を辞任
8日付Yahoo!ニュース共同通信によると、日本釣振興会は7日、理事会を開き、麻生太郎総務大臣の会長職辞任を承認。特定外来生物選定をめぐり指摘を受けたことの影響。麻生事務所は、「名誉職的な会長であり、実際の運営にも携わっていないが、会の文書に名前を出されたりすれば、大臣としての影響力を行使しているとの誤解を受けかねないため」としているという。
総務相が釣り団体会長辞任 バス規制で「誤解避ける」(Yahoo!ニュース共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041208-00000245-kyodo-soci
11月の外来魚回収施設利用状況
滋賀県自然環境保全課琵琶湖レジャー対策室は7日、11月の釣り人向け外来魚回収施設利用状況を発表。外来魚回収ボックス(設置数38)は762.9kg(4月からの累計7546.0kg)、外来魚回収いけす(設置数20)は126.0kg(4月からの累計1125.7kg)、合計で888.9kg(4月からの累計8671.7kg)。回収重量の約1/2がブラックバス。
11月の回収量は昨年同期比で1.67倍と高くなった。回収施設設置の広報状況やノーリリースありがとう券実施期間の差異といった変動要因が見当たらないため、直接比較することが可能と考えられる。
外来魚回収施設(回収ボックス・回収いけす)の利用状況について(自然環境保全課)
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/2004/12/7/1207dg0001.pdf
| 2004.12.7 |
特定外来生物選定第2回オオクチバス小グループ会合
特定外来生物選定に際する第2回オオクチバス小グループ会合が7日、東京・霞ヶ関で開かれた。
前回同様、まず各委員が持参資料などに基づき見解を表明。高宮、瀬能、來田、中井、橋本、細谷、水口、丸山の各氏の順。これが一巡した時点で、時間は既に11時20分(10時開始、12時終了予定)。その後、規制されたら何が問題になるかということを一応テーマとしたフリートーキング。終了は12時7分。
高宮氏は、希少種が生息する湖沼での移送を前提とした防除協力について、これまではバスの影響が大きいことが調査で分かった場合としていたものを、今回は公的機関から生息数抑制の要望が出た場合に条件緩和するなど、譲歩姿勢を示した。また、防除協力を含む提案は、特定外来生物の指定如何にかかわらず提出するということを強調。ただし、指定したら釣り人の協力は大幅に減少するだろうとも。來田氏は基本的に従来どおり。
丸山氏は「高宮氏や來田氏の発言は、ほとんどの部分で特定外来生物指定の理由と一致する。例外は風評被害と釣り人の気持ち」と述べ、「バスはコントロール不能な魚という考え方は時代遅れ」ともするなど、一定の譲歩姿勢。細谷氏も、高宮氏と來田氏の発言を一定評価。ただ、あくまで特定外来生物指定を前提とするもの。
座長の多紀氏は、「特定外来生物指定で具体的に何が規制されるのか、正確な情報が釣り人に伝わっていない」と発言。
雰囲気的には、双方の妥協により何らかの一致点が見出されない可能性もないわけではない感じになったものの、そのためには具体的な点を詰めるために相当な時間が必要と思われる。法律施行当初に指定する場合の期限となる1月中に結論を出すことはやはり無理そう。高宮氏や來田氏はこれ以上の譲歩は難しい感も(すでにコクチが指定濃厚のなっていることもあり、譲歩したらバス釣り関係者から不信感が出かねない)。
特定外来生物に指定しても問題がないことの説明として、指定されても全国一律の駆除とまでは行かないという言い方を中井氏などがしているが、逆手にとって「じゃあバスがいるところがあっても良いんでしょ」という話にもなり、秋月岩魚的な原理主義的路線からはどんどん乖離するので、そのあたりの理屈はどちら側にとっても微妙なところがある。こうした点も、短期間で結論を出すことを難しくしそう。
次回は1月7日。
ゼゼラ「多紀氏の正確な情報が釣り人に伝わっていないという話について、伝える立場の1人としてコメントを。法律で規制されることが明らかな部分(例えば個人がペットとして飼ってはいけないとか)というのはもちろんあるわけですが、法律でどこまで規制されることになるのかが明らかではない部分(例えば漁業権と特定外来生物指定との関係とか)もあるし、法律とは直接関係ないけれど派生的に影響が及びそうな部分(例えば委員会指示によるリリース禁止とか)もあるし、前例もなく予測が難しい以上は、可能性を列挙することにならざるを得ません(予防原則!)。そのうち一部は結果として外れる(不正確になる)としても、実際にリスクとしてある以上は、事前に提示するというのは当然だと思います」
天然湖沼も特定飼養等施設になり得るらしい
今年6月に行われた特定外来生物被害防止基本方針策定に関する環境省と農林水産省との協議の中で、天然湖沼を特定飼養等施設として認めることが想定されると環境省が見解を示していたことがわかった。
[特定飼養等施設]…特定外来生物を飼ったりする際に必要となる管理のための施設。
16年6月10日付、環境省から農水省への回答文書
(農水省の質問)
天然湖沼を特定飼養等施設として認めることが想定されるか否かについての貴省の見解如何。
(環境省の回答)
漁業権が設定されるなど、他の法令により遺棄や逸出等を防止する措置がなされている場合には、天然湖沼を特定飼養等施設として認めることが想定されます。
ゼゼラ「オオクチバスは漁業権が設定されているところがあるので、特定外来生物被害防止法の仕組みでは、こうでもしないとオオクチバスを特定外来生物に指定できないはずなのです。でも、こういうことにすると、第5種共同漁業権が設定されていても魚は無主物なので、それを『飼養』と言えるのかという疑問が出てきます。それに、天然湖沼を特定飼養等施設にしてしまったら、天然河川はどうなのかとか(水系丸ごと特定飼養等施設にするとか)、陸生生物なら離島を特定飼養等施設にできるのではないかとか、そんな話になってしまいそうで、それで良いかどうなのか」
| 2004.12.6 |
バス釣り関連誌1月号
Basser
[商工会が発信した「バス死守」の切り札。北塩原村商工会と同青年部が、バス利用を環境省に請願!](谷剛) バス釣り場の地元議会に意見書を出させるという話と、具体的な経済効果をアンケートで把握するという話の2つ。ちなみにセイヨウオオマルハナバチは、今年の春くらいまでに、利用している農家がある地域の地元議会から既に意見書が出ていたりするので、バス関係の人はこのあたりのことをやるのは遅かったのも確かです。
[日釣振フラッシュ] 日釣振から櫻井よしこ氏への手紙。環境省との意見交換会。
[月刊ゼゼラ新聞](青柳純)
スポーツ&フィッシングニュース
[バス問題を考える 新](真嶋茂) 第6回「現場では何がおこっているのか?」
次号は中井克樹氏が「釣り人へのメッセージ」を書くらしい。
ルアーマガジン
[特別対談 今、僕らができること Vol.4 矢口高雄×並木敏成]
[コクチバスなどは指定濃厚、施行は来年6月2日の見通し]
[北塩原村発「スモールマウスバス死守」の攻防]
[加藤誠司×「釣り人アンケート」 あれから3ヵ月……。]
[「琵琶湖リリース禁止条例」裁判が11月1日ついに結審!!]
[「日本バス問題」アメリカからもコメントが届いた!!]
西沢久夫氏 「東近江市」市長選立候補へ
来年2月に八日市市、永源寺町、五個荘町、愛東町、湖東町が合併して発足する「東近江市」の市長選に、リリース禁止条例時に知名度が高まった(?)滋賀県議の西沢久夫氏が立候補の意向を固めた。八日市市長の中村功一氏も立候補を表明し、4町の町長は揃って中村氏を支援。
西沢県議が出馬へ 2月誕生の「東近江市」市長選(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004120100001&genre=A2&area=S00
ゼゼラ「『八日市市長選』なら西沢氏が当選するかもしれないけど、4町と合併して、4町の現町長がそろって中村氏支持だと、これはなかなか難しいのではないかと」
杉本敏隆氏 湖北町長選立候補
朝日漁協組合長で滋賀県漁連会長(今は違うかも)の杉本敏隆氏が前町長の辞職に伴う湖北町の出直し町長選に共産党推薦で立候補する。他に、元県職員、元町議、元町職員の3人が立候補する予定。
選挙:湖北町長選 出直し選、あす告示 4新人が立候補準備 /滋賀(毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shiga/news/20041206ddlk25010606000c.html
ゼゼラ「南隣のびわ町が共産党員首長、非共産の候補3人が全員ともそれなりに有力で票割れっぽい、前町長リコール運動の事務局長をやっていた、地元漁協組合長ということで、これだけ要素があれば杉本氏当選もありそう」
| 2004.12.1 |
特定外来生物選定オオクチバス小グループ会合 第2回は12月7日
特定外来生物等分類群専門家小グループ会合(第2回オオクチバス)が12月7日に開催される。
特定外来生物等分類群専門家小グループ会合(第2回オオクチバス)の開催について(環境省)
http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=5502
傍聴希望の扱いについて、いろいろ話が錯綜しているようなので、環境省へ電話をして確認したところ、次のような状況のようです。
傍聴希望の扱いは、記者クラブ所属報道関係者と一般傍聴希望者で分けられており、多数となった場合に抽選となるのは一般傍聴希望者のみ。ただし、これまでの一連の会合で抽選にはなっておらず、したがって落選者もいない。
傍聴可能人数の30名というのは一応の目安であり、実際にはなるべく多くの人が傍聴ができるようにしている。第1回オオクチバス小グループ会合の会場となった経済産業省別館821号会議室は狭かったが、これまでの会合の中でもそれは例外的で、第2回で会場となる経済産業省別館1111号会議室はその2倍以上の広さがあり、それに見合った柔軟な対応がされる見込み。
ということなので、落選という話がなぜか出回っているのは、メールかFAXが届いていないとかいうことではないかと思われます。
TBS「(特)情報とってもインサイト」で外来魚ネタ 岩魚氏出演
11月30日にTBS系で放送された「(特)情報とってもインサイト」(12:00〜)内で、特定外来生物選定にブラックバスが外されそうになっている事が大きな問題であると紹介され、秋月岩魚氏がゲスト出演。琵琶湖漁師、バスショップ、滋賀県漁連、中井克樹氏への取材、とお決まりの駆除万歳の内容だったらしい。
(特)情報とってもインサイト http://www.tbs.co.jp/program/insight.html
ゼゼラ「らしいってのは、朝、録画予約しようと思いつつ、結局するのを忘れたので、伝聞です。まだ見てません。生岩魚なら録画するんだった」