| 2004.10.27 |
釣り関係者を含む魚類グループ設置 特定外来生物等専門家会合
特定外来生物等の選定にあたり主務大臣が学識経験者の意見を聴くこととされていることに基づく第1回の特定外来生物等専門家会合(全体会合)が27日、東京・霞ヶ関で開催された。会合では、小野勇一氏(九州大学名誉教授)が座長になるとともに、選定の進め方などについての確認が行われた。
今後、分類ごとの専門家グループ会合(WG)が設置され、11月上旬から12月下旬にかけて各2回から3回程度の会合が開かれ、具体的な検討が行われる。それを踏まえた第2回の全体会合が1月上旬に予定されており、その時点で具体的な特定外来生物候補リストがまとめられる。その後、パブコメ(1月中旬から2月中旬の予定)、WTO通報(1月中旬から3月中旬の予定)が行われ、第3回全体会合を経て、政省令の公布、法律施行となる。
専門家グループ会合は、「哺乳類・鳥類」「爬虫類・両生類」「魚類」「昆虫類」「無脊椎動物」「植物」の6つ。それぞれの座長には、全体会合メンバーのうち、村上興正氏(同志社大学工学部嘱託講師)(哺乳類・鳥類)、太田英利氏(琉球大学熱帯生物圏研究センター教授)(爬虫類・両生類)、多紀保彦氏((財)自然環境研究センター理事長)(魚類)、石井実氏(大阪府立大学農業生命科学研究科教授)(昆虫類)、武田正倫氏(国立科学博物館動物研究部部長)(無脊椎動物)、角野康郎氏(神戸大学理学部教授)(植物)が就く。魚類グループの構成は、「魚類全般、漁業、飼育関係者、釣り関係者等」とされている。また、このグループ会合のさらに下に小グループを設けて集中的な検討を行うことも予定されており、ブラックバスの扱いに関する小グループが設置されることが見込まれる。
27日の会合では、「影響の可能性が指摘されている外来生物の例(未定稿)」と題する資料が配布され、魚類では次の種が列挙されている。オオタナゴ、タイリクバラタナゴ、ソウギョ、アオウオ、ウォーキングキャットフィッシュ、チャネルキャットフィッシュ、ヨーロッパオオナマズ、ノーザンパイク、ニジマス、ブラウントラウト、カワマス、レイクトラウト、カダヤシ、グッピー、ナイルパーチ、ブルーギル、コクチバス、オオクチバス、カワスズメ、ナイルティラピア、カムルチー、タイワンドジョウ。
また、特定外来生物被害防止基本方針のうち特定外来生物選定に関する部分の具体的な解釈を示した「特定外来生物等の選定の作業手順」と題する資料が配布された。被害の判定における「在来生物の種の存続又は我が国の生態系に関し、重大な被害を及ぼし、又は及ぼすおそれ」の解釈については、(1)種の絶滅をもたらす、(2)地域的な個体群の絶滅をもたらす、(3)生息又は生息環境を著しく変化させる、(4)群集構造や種間関係を著しく変化させる――の4点(それぞれについて「そのおそれがある」場合を含む)が示された。また、「定着していなくても大量に利用され野外への逸出が想定される外来生物については、連続的かつ大量に野外に供給されることにより、繁殖能力や分散能力の代替として機能する可能性があることに留意する」との記述があり、魚類では北海道以外でのニジマスやブラウントラウトが該当すると考えられる。さらに、選定の際の考慮事項として、「すでに定着し、蔓延しているものや大量に販売・飼育されているものについては、適正な規制の実施体制の確保の可能性を検討するとともに、輸入、流通、飼養等を規制することによる被害の防止の観点からの効果について検討することとする」との記述が含まれている。
ミドリガメとコーンスネークが飼えなくなる日
番外編3 特定外来生物専門家会合(第1回)
http://sheisheishei.hp.infoseek.co.jp/alien/alien_ex_3.htm
カワウ「2ヵ月間でバスの扱いについて話がまとまる?」
ゼゼラ「そんなことはあり得ない。バスについては引き続き検討を行うとかいうことになって、事実上先送りになるような気がするなぁ。あくまで予感だけど。まったく無規制ならともかく、既に漁業調整規則で移殖規制はされているし」
カワウ「あと、定着していなくても連続的かつ大量に野外に供給うんぬんというやつ」
ゼゼラ「まさにニジマスとブラウントラウト。野外に放流するという現状それ自体が生物多様性どうこうという話とぶつかるから、漁業権制度を利用して対抗する方策を考えないと、そのうち困ったことになるかも」
特定外来生物提案リストを発表 WWFジャパン、日本野鳥の会、日本自然保護協会
WWFジャパン、日本野鳥の会、日本自然保護協会の3団体は27日、特定外来生物に指定すべき生物の提案リストを発表した。リストには、オオクチバス、コクチバス、ブルーギル、カムルチー、タイワンドジョウ、ニジマス、ブラウントラウト、コクレン、ハクレン、アオウオなどが含まれている。また、海釣りでエサとして使われるイワムシ、アオゴカイ、イソゴカイも含まれている。
提案リスト関連分([]のアルファベットは後述のランク)
【魚類】50種
[特に問題の大きい外来魚類]
オオタナゴ[A/A]、タイリクバラタナゴ[A/A]、ソウギョ[A/A]、チャネルキャットフィッシュ[A/A]、マダラロリカリア[A/A]、ニジマス[A/A]、ブラウントラウト[A/A]、カワマス[A/A]、カダヤシ[A/A]、グッピー[A/A]、タイリクスズキ[A/A]、ブルーギル[A/A]、オオクチバス(名義タイプ亜種とフロリダ半島産亜種、およびそれらの交雑個体を含む)[A/A]、コクチバス[A/A]、カワスズメ(モザンビークテラピア)[C/A]
[国内に定着記録がある外来魚類]
パールダニオ[B/B]、ゼブラダニオ[B/B]、テンチ[C/B]、ハクレン[B/B]、コクレン[B/B]、アオウオ[B/B]、ピラニアナッテリー[B/B]、カラドジョウ[C/B]、ヒレナマズ[B/B]、シナノユキマス[C/B]、レイクトラウト[B/B]、ヒメマス[B/B]、マスノスケ[B/B]、ギンザケ[B/B]、タウナギ[C/B]、ペヘレイ[B/B]、ソードテール[C/B]、ムーンフィッシュ/プラティー[C/B]、コクチモーリー[C/B]、インディアン・グラスフィッシュ[B/B]、ジルティラピア[C/B]、ティラピア・ブッティォフェリ[C/B]、ナイルティラピア[B/B]、オトファリンクス・リトバテス[B/B]、コンヴィクト・シクリッド[B/B]、チョウセンブナ[C/B]、カムルチー[B/B]、タイワンドジョウ[B/B]、コウタイ[C/B]
【昆虫以外の節足動物】44種
イワムシ[B/-]、アオゴカイ[B/-]、イソゴカイ[B/-]など
[ランク基準/緊急性ランク]
<ランク基準>
A=生態系に与える影響が非常に高い。
B=生態系に与える影響が高い。
C=生態系に与える影響に関して要注意である。
国内移動、家畜種、家禽種:1867年以前のものも含め、今法では、対応できないが特に、国内移動、家畜種、家禽種として問題なものも。家禽種で野外に放出されることがよくあるもの。
<緊急性ランク>
A=侵略性が高く、蔓延を今、止めるべきもの。影響が大きく緊急性があるもの。防除計画、防除事業があるもの。
B=将来防除計画が可能なもの。
WWFなどのNGO3団体が『特定外来生物に指定すべき生物の提案リスト』を作成・提出(WWFJ)
http://www.wwf.or.jp/wildlife/20041027.htm
ゼゼラ「アオゴカイってアオイソメ、イソゴカイってジャリメ。僕も釣りエサで余ったのを少なくとも100匹は海に撒いたかな。釣り針に刺して使ったのだと1000匹超えてるんじゃないかな。この前も富浦でカワハギ釣った時も、アサリとジャリメを使ったし。ジャリメって小さいから、とても針に刺せないのは、海にポーンと、ね」
カワウ「イソメがなくなったらシロギス釣りとか衰退するなぁ〜」
【釣りと縁がない人のための釣りエサの話】
海釣りのエサは、冷凍南極オキアミ類とイソメ類の2種類がよく使われます。オキアミ類は冷凍で生きていないので移入種問題とは関係ありませんが、イソメ類は生きているのです。イソメ類にはもちろん在来のものもいますが、実際に使われるのは朝鮮半島産や中国産らしい1パック数百円のアオイソメ(「らしい」というのは、人間のエサではないので原産地表示がないのです)がほとんどです。おそらく、国内産の場合、価格が数倍になってしまうでしょう。そのイソメ類を釣りエサに使うわけですが、釣り針に刺して実際に使う場合はまだ良いとしても、余ったものなどは普通に海に捨てるわけです。それは海釣りではごく普通のことなので、毎日のように相当数のイソメが海に「密放流」されているのです。やっぱり釣りって自然保護と相反するものなんですね。
| 2004.10.26 |
南湖周辺での引き換えが93% ノーリリースありがとう券
滋賀県琵琶湖レジャー対策室は22日、ノーリリースありがとう券事業の実施状況を発表した。それによると、最終的な発行枚数は55,582枚で、引換場所17ヵ所のうち南湖周辺7ヵ所で全体の93.2%が発行された。昨年度は南湖沿岸が86.8%だった。
外来魚引換件数は6,462件、外来魚回収重量は28,473.2キロで、持ち込み1件あたりの引換枚数は8.6枚(4.4キロ)となった。昨年度は1件あたり7.8枚(4.1キロ)だった。グループなどで一括して持ち込まれたケースがあるため、実際の参加者数はこれを上回るとしている。引き換えが多かった引換場所は、膳所公園特設引換場所18,982枚(2,314件)、道の駅グリーンプラザからすま15,106枚(1,401件)、打出浜特設引換場所8,229枚(1,164件)の順。
9月末までに協力店舗で使用され精算されたのは26,222枚で、使用多かったのは上笠商店街10,564枚、アヤハディオ(ホームセンター)5,459枚、道の駅グリーンプラザからすま3,804枚の順。
平成16年度ノーリリースありがとう券事業の実施状況(自然環境保全課)
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/2004/10/22/1022dg0001.pdf
特定外来生物等専門家会合を27日に開催 特定外来生物選定手続き開始
特定外来生物被害法2条3項で、特定外来生物等の選定にあたり主務大臣が学識経験者の意見を聴くこととされていることに基づく「特定外来生物等専門家会合」が、27日に開催される。
会合は、環境大臣と農林水産大臣が選定した次の学識経験者で構成されている。
小野勇一氏(九州大学名誉教授)―北九州市立自然史・歴史博物館
岩槻邦男氏(放送大学教授)―放送大学
村上興正氏(同志社大学工学部嘱託講師)
太田英利氏(琉球大学熱帯生物圏研究センター教授)―琉球大学
多紀保彦氏((財)自然環境研究センター理事長)
石井実氏(大阪府立大学農業生命科学研究科教授)
武田正倫氏(国立科学博物館動物研究部部長)―国立科学博物館
角野康郎氏(神戸大学理学部教授)―神戸大学
岡敏弘氏(福井県立大学大学院経済・経営学研究科教授)―福井県立大学
岡三徳氏((独)農業環境技術研究所生物環境安全部部長)
亀山章氏(東京農工大学農学部教授)―東京農工大学
小林正典氏(千葉市動物公園飼育課長)
27日の議題は「特定外来生物等の選定の進め方について」とされており、この会合の下部組織として、哺乳類、魚類、植物など分類ごとの分科会が設置されることになると見られる。魚類に関する学識経験者として選定されたと見られる多紀氏は、昨年から今年にかけて環境省が行い、7月に報告書が公表された「ブラックバス・ブルーギルが在来生物群集及び生態系に与える影響と対策調査」の検討会座長だった。
特定外来生物等専門家会合の開催について(環境省)
http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=5363
| 2004.10.18 |
外来魚駆除の補助金を水増し 詐欺容疑で刑事告発
18日付京都新聞ネット版によると、琵琶湖での外来魚駆除事業で、同時に捕れた在来魚も計量に含め水増しして補助金を交付させたとして、浅野大和氏が、県漁連関係者を詐欺容疑で滋賀県警に刑事告発した。県漁連の永松正昭専務理事は水増しを否定するコメント。
外来魚駆除時の補助金、水増し申請 詐欺容疑で刑事告発(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004101800188&genre=C4&area=S00
外来魚駆除事業に関する住民監査請求の監査結果[2002年](滋賀県監査委員)
http://www.pref.shiga.jp/l/kansa/g132-1.pdf
ゼゼラ「告発の対象は、住民監査請求をして棄却されて、リリ禁訴訟とセットで住民訴訟をやっているものと同じです。住民監査請求では、外来魚駆除(買取)の計量では混入はしておらず、外来魚回収(処分)で混入した事例があったものの支出金額には影響を与えない(切り捨てとなる端数の範囲だった)という結論になっています。そうなったのは、回収時に混入している写真というのはあるけれども、計量で混入している写真がなく、回収時の混入写真も何十日分とあるわけではないので、端数の範囲だったということになるようです。話のポイントは、買取の計量時に混入していたかということと、回収時の混入は恒常的ではなかったか(端数の範囲を超えるのではないか)ということです」
カワウ「あと、ある水域に外来魚80尾、在来魚20尾が生息しているとして、ここから例えば外来魚8尾、在来魚2尾を捕獲することで外来魚を駆除しましたということになっている(外来魚を選択的に獲っていない)のだとしたら、それはただ構成比そのままに魚を獲っただけで、外来魚駆除になっていないのではないかというのは別の角度からの話としてあるよね。在来魚をまったく混獲しないというのは無理としても、いったいどこまで選択的に取れているのかと。これは今回の告発では対象外(ただし住民訴訟では対象になりうる)だけど」
| 2004.10.16 |
「琵琶湖のブラックバス激減…滋賀県、駆除へ意気盛ん」と読売新聞
16日付読売新聞ネット版は、ニゴロブナやモロコなど琵琶湖の固有種を食い荒らすブラックバスが、滋賀県の駆除事業の結果、激減しているとする記事を掲載した。その根拠として、漁獲統計でブラックバス漁獲量が133トン(2002年)から70トン(2003年)へと減ったこと、以前は多く釣れた50センチ以上のバスが1日かけても釣れないことを挙げている。
琵琶湖のブラックバス激減…滋賀県、駆除へ意気盛ん(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20041016i307.htm
ゼゼラ「材料の中から都合の良い部分を切り貼りしてつくっただけの記事ではないかと。漁獲統計上、バスは確かに133トンから70トンに減っていますが、食い荒らしていたはずのニゴロブナも33トンから29トンに減っているし、ホンモロコも20トンから12トンに減っているわけです(→近畿農政局大津・統計情報センターの発表)。漁獲統計を中心に説明するのはやっぱり無理があるでしょう」
カワウ「漁獲統計上、ギルを含む『その他の魚類』は、374トンから365トンで微減だから、ギルはほとんど減ってないということなのか? たぶん実際には、あれだけ駆除すればそれなりに減ってると思うんだけど」
バス駆除のために水トカゲを放す生物学の先生 ビッグコミックスピリッツ
週刊ビッグコミックスピリッツ10月25日号「安部窪教授の理不尽な講義」
「外来種の魚は日本固有の淡水魚や水生昆虫を食べ尽くしてしまいます。結果、それらを捕食する水鳥まで姿を消すことになり…… 遠からずして日本の河川、湖の豊かな生態系はすべて破壊されるでしょう」と言う帝都産業大学の高橋教授(生物学)。バスを駆除するため、こっそりと人間より大きい水トカゲの一種を池に放す。それが発覚して、「学生ごときに私の無力感、焦燥感がわかるものか! 我々学者の力では生態系の破壊を食い止めることはもう…できない。しかしこの子は…この規模の溜め池ならただの一匹でバスを食い尽くしてくれる。この子は…やっと見つけた日本の河川の新しい守り神なんだよ!」「見ろ! この美しい姿を!! 自分の享楽のために環境を破壊する人間などこの子にみんな喰われてしまえばいい!」。(※この子=水トカゲ)
ゼゼラ「もちろんフィクションなわけですが、何かすっきりしないストーリーで、よくわからない」
| 2004.10.15 |
15日に特定外来生物被害防止基本方針を閣議決定
環境省は14日、特定外来生物被害防止基本方針を15日に閣議決定すると発表した。また、学識経験者の意見聴取、飼養等の許可申請を法施行前にも行うことができることを定めた政令も合わせて閣議決定される。
特定外来生物被害防止基本方針の閣議決定について(環境省)
http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=5343
特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律の施行に伴う経過措置に関する政令について(環境省)
http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=5344
「琵琶湖にフロリダバス」の続き
13日付の産経新聞夕刊(関西のみ発行)では1面ネタになってたそうな。
ゼゼラ「実はですね、電源開発IPOという国家イベント(?)に当選して9月の終わりから13日まで参加してたので、フロリダバスはどうでも良くなっていたのです。なんたってIPO当選は初めてなので、もうワクワクドキドキ、しかも国家貢献(?)みたいな。ということで、ちゃんとコメントします」
カワウ「憶測好きな人もいたみたいだけど、誰も電源開発だとは思ってなかっただろうね」
ゼゼラ「で、僕の感覚では、こういう学術系の発表1つで鬼の首を取ったように騒ぐのは妥当とは思えないんだな。騒ぐこと自体が目的ならそれで良いのかもしれないけど。茨城県龍ヶ崎市の清掃工場周辺のダイオキシン問題なんて、最初はガンが多発してるとか凄かったけど、だんだん話が小さくなっていったし、逆に今日(15日)は水俣病関西訴訟の最高裁判決ですが(やっぱり高裁以上に環境省の負けなのかな?)、水俣病問題初期の清浦教授アミン説というのは、今となっては凄い叩かれるけど、当時の新聞を見ると凄いまともに扱われている。だから、とりあえず様子見が妥当なのではないかと。ノーザンがフロリダになる影響というのがそんなに大きいとは思えないし、もちろん人も死なないし」
カワウ「本当のところどうかというのは、時間が経たないとわからないというのが歴史の教訓?」
ゼゼラ「だからと言って、本当のところがわかるまで何もしなくて良いということにはならないのだけれども、だからと言って、話1つで『予防原則』を振りかざして進んでいくことが全体として本当に良い結果をもたらすのかというとかなり疑問。『予防原則』って全体的なリスク管理の中で使うべき発想だと思うんだけど、当てが外れた場合の免罪符に使われるというのもあるような気が最近する」
| 2004.10.10 |
密放流者は未だ見つからず 滋賀県の密放流防止事業
滋賀県の外来魚密放流防止対策事業で、10月初めまでに密放流者が1人も見つかっていないことがわかった。
2003年度の外来魚密放流防止対策事業は、2003年6月5日から2004年3月31日まで、草津市の警備会社に1168万円で委託された。滋賀県内を「大津市・志賀町・湖西地域振興局管内」「湖南・甲賀地域振興局管内」「東近江・湖東・湖北地域振興局管内」の3地域に分け、1地域に警備員2人の体制で、琵琶湖と周辺の湖沼を1ヵ月に20日間巡回した。巡回は、半分が昼(「9時〜18時」など)、残りの半分が夜(「21時〜6時」など)で、雨や雪の日にも行われている。巡回先では、釣り人にチラシも配布した。2004年度も同様の事業が行われている。
密放流者がいた場合は、通報などの手続きがとられることとなっているが、滋賀県水産課によると、10月初めまでに密放流者は1人も発見されていないという。
| 2004.10.9 |
琵琶湖でフロリダバスの大規模密放流 魚類学会で中井氏ら発表
9月末に琉球大学理学部で開催された2004年度魚類学会年会で、近年琵琶湖でフロリダバスが大規模に放流されたとする研究が発表された。この研究は、横川浩治(香川県多度津町)、中井克樹(琵琶湖博物館)、藤田建太郎(滋賀県立大学)
の3氏の連名。ホームページに掲載された要旨によると、2000年以降に西浅井、守山、大津、志賀で捕獲されたバス194個体を調べたところ、フロリダバス固有の遺伝子を持つものが多くいるのに対し、1992年に近江八幡で捕獲された94個体、1997年に草津で捕獲された3個体ではみられなかったとしている。
要旨では、フロリダバスが大量に侵入し、交雑によってノーザンバスあるいはフロリダバスの遺伝子が選択的に残存するメカニズムがないとすれば、侵入したフロリダバスは従来生息していたノーザンバスに匹敵する数量であったと推定され、このような現象が自然に発生する可能性はあり得ず、人為的な大規模放流があったものと推定されるとしている。
近年の琵琶湖におけるフロリダバスの大規模な侵入
http://ichthyology.kanpira.com/annual_meeting_2004/
2004年度日本魚類学会年会で発表された研究紹介
http://www.fish-isj.jp/event/net_2.html
ゼゼラ「琵琶湖でフロリダバスがそれだけいるとすると、琵琶湖のバスは河口湖とかにも放流しているから、あれもフロリダバスだったりするんですかねぇ」
10日に釣りルール・マナーアップキャンペーン 滋賀県
滋賀県は10日、琵琶湖の釣りルール・マナーアップキャンペーンを行う。湖岸・湖上からの啓発活動の他、湖岸やマリーナ等でレジャー利用者に外来魚のリリース禁止に関するアンケート調査を実施する。
琵琶湖の釣りルール・マナーアップキャンペーンの実施について(自然環境保全課)
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/2004/10/7/1007dg0001.pdf
草津市沖のエリで外来魚・ホーリィが捕獲
滋賀県水産試験場は7日、草津市下寺町地先のエリで6日に外来魚・ホーリィが捕獲されたと発表した。ホーリィは中南米原産で肉食性。捕獲されたのは全長368mm、体重625.9g。1994年以降、今回が初めての捕獲で、オオクチバスとブルーギルを除く外来魚は、今回を含めて38種類、83尾捕獲されているという。
琵琶湖における外来魚(ホーリィ)の捕獲について(水産試験場)
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/2004/10/7/1007gf3001.pdf
| 2004.10.6 |
滋賀県水産振興対策協議会の委員2人を公募
滋賀県水産課は5日、「滋賀県水産振興対策協議会」の委員の一部を公募すると発表した。この協議会は、滋賀県の水産業振興の基本問題について協議し、水産施策の円滑かつ効果的な推進を図ることを目的に設置されており、学識経験者などから選ばれた委員と今回の公募委員で構成される。
応募資格は、県内に居住、通学または勤務する満20歳以上の人で、常勤の公務員、県の他の審議会等の委員などは応募できない。募集人員は2人以内。任期は来年1月から2年間で、年2回程度の会議が予定されている。会議に出席したときは、報酬と交通費が支払われる。
応募は、指定様式の応募書と意見書(「県民が期待する漁業や漁村の果たすべき役割」「安全・安心な食料を生産、供給するために必要なこと」のいずれかで1000字程度)を提出する。締め切りは11月5日。
滋賀県水産振興対策協議会委員の募集について(水産課)
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/2004/10/5/1005gf0001.pdf
ゼゼラ「こういうのは基本的に応募する人が限られているのが実態です。リリース禁止条例の時の意見を聴く会(大阪でやったやつ)なんかも、あれだけ大騒ぎしてたのに公募枠3人に応募したのが3人で、それで僕がノコノコ出て行けたという... なので、駆除派でも擁護派でも、静かにたくさん応募すれば、公募枠は占拠できてしまう可能性があるはずです。委員公募制の欠点とも言えるでしょうね」
9月の外来魚回収施設利用状況
滋賀県自然環境保全課琵琶湖レジャー対策室は5日、9月の釣り人向け外来魚回収施設利用状況を発表。外来魚回収ボックス(設置数38)は374.4kg(4月からの累計5817.3kg)、外来魚回収いけす(設置数20)は138.4kg(4月からの累計834.1kg)、合計で512.8kg(4月からの累計6651.4kg)。回収重量の約1/3がブラックバス。
昨年同期比は、4月は1.80倍、5月は1.67倍、6月は1.33倍、7月は0.87倍、8月は0.59倍と低下が続いてきたが、9月は0.36倍とさらに低下した。ただ、昨年は9月初めでノーリリースありがとう券の交換が終了したのに対し、今年は9月末まで交換があったことを考慮する必要がある。
外来魚回収施設(回収ボックス・回収いけす)の利用状況について(自然環境保全課)
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/2004/10/5/1005dg0001.pdf
| 2004.10.2 |
今月のバス釣り関連雑誌
スポーツ&フィッシングニュース
[ブルーギルも助けてほしい]
[バス問題を考える新 第4回バス・ギルトーナメントin信州](真嶋茂)
Basser
[特集 開高健「バスに乗り遅れるな!」](高橋昇)
[バス・ギルトーナメントin信州 ギルバーガーを食べながら、信州のブラックバスとブルーギルの活用法を考える。]
[バサー喫茶室 霞ヶ浦、琵琶湖はダム湖である。](升秀夫)
[月刊ゼゼラ新聞](青柳純) 「提出されたおもに意見」じゃなくて「提出された主な意見」です、もちろん。原稿を送った後に「主な」を付け加えるように伝えたら、こういうことになってしまったという...
ルアーマガジン
[今、僕らができること vol.2] 特定外来生物被害防止法関連。次号は緊急特集らしい。
[バス時事NEWS] 「バス・ギルトーナメントin信州」、「奈良県漁連、バス容認の方向性を打ち出す!! 県漁連、創立55周年記念シンポジウム開催」
ノーリリースありがとう券引き換え終了 5万5千枚発行
ノーリリースありがとう券の今年度の引き換えが9月30日で終了した。引換枚数は55,025枚(速報)で、外来魚約27.5トン分に相当する。このうち、半分近い26,990枚が、大津市なぎさ公園付近の特設引換場所(2ヵ所)での引き換えだった。
外来魚とノーリリースありがとう券との引き換えの終了について(自然環境保全課)
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/2004/10/1/1001dg0001.pdf
生多研シンポの概要と録音 ゼブラノートが掲載
9月25日に開催された生多研シンポの概要と録音がゼブラノートに掲載された。
04年9月25日生物多様性研究会シンポジウム(ゼブラノート)
http://bio-diversity.hp.infoseek.co.jp/zakki/040925symposium/index.htm
ダイワvsシマノ ダイワが第三者割当増資50億円 シマノは増配
ダイワ精工(7990)
05年3月期の連結中間期売上高は、主力のフィッシング国内販売が、例年にない台風の上陸や酷暑の影響から、小売子会社等の販売が一時的に鈍ったとして、前回予想に比較して2億円の減収。経常利益は、売上原価率が改善されたことに加え固定費削減が計画以上に達成されているとして、前回予想に比べて2億円の増益で、20億円。ただし、固定資産の含み損処理のために特別損失として中間期に27億円を計上するなどして、連結当期純利益は、中間期に24億円の赤字、通期は30億円の赤字の予想。
ゴルフ場などバブル期に抱えた不動産等をこれまで処理してきたが、今回の処理により、現在抱えているバランスシート上の懸念要因は一掃されるとしている。また、財務体質及び経営基盤の強化を進めるために、大和証券系投資会社向けに50億円の第三者割当増資を実施。持ち株比率32.6%の筆頭株主(2位は住友生命3.4%)となり、取締役の派遣を受ける予定。
業績予想の修正に関するお知らせ(9月28日)(ダイワ精工)
http://www.daiwaseiko.co.jp/inform/pdf/110gyou.pdf
第三者割当増資による新株式発行及び資本の減少等に関するお知らせ(9月28日)(ダイワ精工)
http://www.daiwaseiko.co.jp/inform/pdf/111zou.pdf
シマノ(7309)
04年12月期の中間決算(連結)は、中間純利益は前年同期比50%増の93億円で、中間配当は3円増配の12円50銭となる予定。
釣具部門は、積極的に新製品の展開を行い、リールの新製品、ルアーの「トリプルインパクト」など、ニーズにあった商品展開で売上が増加。釣具部門の売上高は前年同期比4.7%増。
また、筆頭株主のアーノルド・アンド・エス・ブレイクロウダー・アドバイザーズ・エルエルシー(ニューヨークに本店所在の投資顧問業)が所有株式を増やし、持ち株比率11.7%に。
平成16年12月期 中間決算短信(連結・単独)(8月24日)
主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ(9月1日)
ゼゼラ「僕が昔に買ったダイワのロッドとかリールの利益は、ゴルフ場で溶けて消えたんですかねー。虚しいなー」
カワウ「そういえばさ、どっちも株主優待やってないんだよね。良い内容の優待を作れば、釣り人がたくさん株主に釣れるんでないか?」