過去の日々更新目次トップ画面へ

2004.7.31

特定外来生物被害防止基本方針案パブコメ 擁護派に呼びかけ広がる

特定外来生物被害防止法基本方針案パブリックコメントへの意見送付の呼びかけが、バス擁護側に広がっている。琵琶湖リリース禁止条例案パブコメ以来のもので、この感じからすると、少なくとも数百件のバス擁護の意見が送られることになると思われる。

呼びかけを掲載しているホームページ
FB's Society
http://www.fbs-society.org/kannkyou_pabukome1.html
財団法人日本釣振興会
http://www.jsafishing.or.jp/fishing/fishing_12.html
つり人社
http://www.tsuribito.co.jp/event/public.htm
Bassingかわら版
http://www.biwako.org/bbc/
爆釣ch
http://www.bakucho.co.jp/

呼びかけを掲載している雑誌
スポーツ&フィッシングニュース、ルアーマガジン(確認分)

ゼゼラ「なんでこんなに盛り上がってるのか結構不思議。個人的には、Basser誌ゼゼラ新聞でもちょっとしか触れなかったくらいで、普通の出来事だったんだけど」
カワウ「パブコメって来る意見がせいぜい数件というのが多くて、場合によってはゼロなんてのも普通にあることを考えれば、数百件というのはかなりの数ですよ。でも数の割りに意見に多様性がないというのは、琵琶湖リリ禁パブコメの時に学んだな。それは駆除派、擁護派問わず。その多様性のなさというのは、普段数件しかこないという『惨状』と深い関わりがあるような気がする。もうちょっといろいろ考えようよと。あまりに策略めいているのもどうかと思うけど」
ゼゼラ「でもまぁ、でもくらしぃの第一歩ということで良いのかなぁ」
カワウ「うん。とりあえず、他の人が出さなさそうな意見を1つ考えるというのがオススメだよ。そうすると、自分だけの意見に対する回答が示されることになって、意見を送った実感があってとても良い」

2004.7.28

無投票で6委員が決まる 琵琶湖海区漁業調整委員会委員一般選挙

琵琶湖海区漁業調整委員会委員一般選挙の立候補受付が27日に行われ、無投票で6委員の当選が決まった。当選したのは、杉本としたか(杉本敏隆)氏(湖北町・共産党・県漁連会長)、木村常男氏(安曇川町・無所属)、望月幸三氏(中主町・無所属)、奥村治一郎氏(草津市・無所属)、西居悟氏(近江八幡市・無所属)、竹端力氏(大津市・無所属)。北村勇氏(守山市・無所属)は立候補の届出をしたが辞退した。

琵琶湖海区漁業調整委員会委員一般選挙における候補者一覧表について(選挙管理委員会事務局)
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/2004/7/27/0727lf0001.pdf

<琵琶湖海区漁業調整委員会>内水面漁場管理委員会の琵琶湖版。琵琶湖で漁業法に基づく委員会指示をする場合は、この委員会の指示となる。琵琶湖は漁業法で海扱いとなっているため、海の制度になる。全員が知事選任委員の内水面漁場管理委員会と異なり、委員のうち5分の3を漁業者による公選、残りを知事選任で選ぶ。

ゼゼラ「漁業調整委員会委員の選挙でも所属党派ってあるんだ。知らなかった」
カワウ「都道府県によっては事前に無投票になるように調整するって話も聞くけど、届出して辞退というのはどういう仕組みなんだろ。『杉本としたか』とひらがなで届出しているのは、選挙をするつもりだったからのように見えるけど」

2004.7.27

「外来種は存在するだけで危険」 山口県立大・谷口氏

23日付中国新聞ネット版は、山口・広島県境の弥栄湖での「ブラックバス容認騒動」をまとめた記事を掲載。その中で、谷口義則氏(山口県立大助教授・日本魚類学会外来魚問題検討部会)が「生態系は何万年もの長期的な視野でとらえる必要がある。外来種は存在するだけで危険だ」とコメントしている。

生態系の保護、検証を 弥栄湖ブラックバス騒動(中国新聞)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn04072310.html

カワウ「久々の原理主義的発言。『生物多様性原理主義』の表現が出始めたころから、『すべての移入種を問題にするわけではない』という侵略的移入種論が目立った感じでしたが...」
ゼゼラ「侵略的移入種論は、何を基準に侵略的とするかの定義が定かではなくて、ブラックバスが侵略的移入種だと言っている人たちにそれ以外の移入種のどれが侵略的移入種かどうか聞いたら、おそらく答えはバラバラなのではないかと思う。そこが弱点。ブラックバスはとにかく問題なのだと、とりあえず主張するには便利な言葉だけど」
カワウ「去年、中央環境審議会で、確か阿部永氏が、基本的にはすべての移入種が問題なのだという趣旨のことを言っていたのはもっともな話だよね」
ゼゼラ「定着すれば場所を占有するし、エサも食べるし、生物多様性で語るのであれば、原則すべて問題というのを基本線にすべきだと思う。で、そこから現実的な線を探っていくのが正しくて、侵略的移入種論ありきというのは疑問に思う」

2004.7.26

窃盗で逮捕の55歳無職男性 ノーリリースありがとう券で食料購入

25日付読売新聞(大阪本社発行)によると、24日、志賀町の近江舞子水泳場で、55歳の無職男性が財布から金を抜き取るところを持ち主が発見し、男性は駆けつけた警察官に逮捕された。男性は自転車で各地を転々とし、4月から近江舞子水泳場で野宿。所持金はほとんどなかったが、ノーリリースありがとう券十数枚を持っていた。所持金を使い果たした後、外来魚を釣り、これまでにノーリリースありがとう券約50枚(外来魚約25kg、約2500円相当)と交換して食料を購入していたと言っているという。

バスは1日に体重の10倍食べる 毎日新聞

24日付Yahoo!ニュース毎日新聞は、大分県と宇目町漁協(大分県)が23日に行った市園川(大分県宇目町)でのブラックバス駆除について記事を掲載した。この記事の中で、ブラックバスについて、「『1日に体重の10倍食べる』と言われるほど『大食漢』」との説明がされた。23日の駆除はバスを3尾捕獲するにとどまったという。

日本の在来魚、守れ 宇目町でブラックバス駆除作業 /大分(Yahoo!ニュース毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040724-00000004-mai-l44

ゼゼラ「『1日に体重の10倍食べる』って、なんだそりゃ。どうやってそんな量を消化するんだか」
カワウ「今どきのブラックバスは拒食症になったりして、食べたのをどんどん吐いて出しちゃうんじゃないの?」
ゼゼラ「まあ、「『1日に体重の10倍食べる』と言われるほど『大食漢』」という表現だから、あくまで例え話だと解釈できないこともないかな」
カワウ「でもそれは明らかにおかしいってわかってるからそう読めるのであって、予備知識がなかったら書いてある通りに理解しそう」
ゼゼラ「さすがに日釣振とかも抗議するんじゃないの?」

琵琶湖ルール・マナーアップキャンペーンが行われる

外来魚リリース禁止などを呼びかける琵琶湖ルール・マナーアップキャンペーンが25日、滋賀県内で行われた。25日付京都新聞ネット版によると、大津市のなぎさ公園にブラックバスを釣りに来ていた京都市北区の山城高3年岸和成さん(17)は「釣った魚は回収箱に入れたい」と話していたという。

琵琶湖のルール知って マナーアップキャンペーン(京都新聞)【なぎさ公園で呼びかけを受ける写真あり】
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004072500100&genre=K1&area=S00

連合滋賀主催「第15回ビワバス釣り大会」 400人参加

25日付中日新聞ネット版によると、琵琶湖の環境保全と外来魚駆除を目的とした「第15回ビワバス釣り大会」(連合滋賀主催)が24日朝、大津市や彦根市など滋賀県内8会場の湖岸で400人が参加して行われた。大津市打出浜の会場では、中学2年生田中大(ひろし)君が2.8キロを釣り上げて優勝。「時々リリースしてしまっていたけれど、これからは回収箱に入れるようにしたい」と話していたという。

30センチ超の大物も 大津などの湖岸でビワバス釣り大会(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/00/sga/20040725/lcl_____sga_____000.shtml

琵琶湖の生態系を守るための節水キャンペーン 近畿地方整備局

国土交通省近畿地方整備局は、琵琶湖の生態系を守ることを目的に掲げた節水キャンペーンを展開。テレビCMなどで節水を呼びかける。23日付Yahoo!ニュース読売新聞によると、整備局が昨年5月から実施した大規模な生態系調査で、水位操作がヨシ帯を後退させ、産卵・生息場所を奪っていると結論づけたことなどが理由。生態系のための節水アピールは過去に例がないという。

琵琶湖の魚、節水で守れ…水位低下で産卵場所ピンチ(Yahoo!ニュース読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040723-00000506-yom-soci
節水で、守ろう 琵琶湖・淀川の生き物たち。(国土交通省淀川水系総合調査事務所
http://www.kkr.mlit.go.jp/yodosou/campaign/index.html

ゼゼラ「このあたりの話題は、今ひとつ良く見えてこないなぁ。琵琶湖の水利用の問題というのは、いろいろ資料を掘り出してきて、琵琶湖総合開発とかそれ以前の経緯と現在の話の流れを照らし合わせると、おそらくかなり面白いと思うのですが、誰かやらないですかね」

2004.7.24

バス用のロッド・ルアー堅調 ティムコの2004年11月期中間決算

 JASDAQ上場の釣り具メーカー・ティムコ(7501)は23日前場終了後に2004年11月期中間決算を発表。売上高17億93百万円(前年同期比3.8%増)、経常利益1億56百万円(前年同期比22.9%増)。フィッシング用品の売上高は、ブラックバス用のロッド・ルアーなどが堅調で、7億82百万円(前年同期比4.3%増)。23日の株価は、一時、前日比180円高の1200円に達した。

 また、カリブ海の英領ケイマン諸島を所在地とする「ザ・エスエフピー・バリュー・リアライゼーション・マスター・ファンド・リミテッド」は、ティムコ株の所有をさらに増やし、議決権総数の10%を超え、10.09%(株主順位第2位)となったことが13日発表されている。

2004年11月期中間決算(ティムコ)
http://ir.eol.co.jp/ASP/7501?task=download&download_category=tanshin&id=187551&a=b.pdf
23日ティムコが高い、中間決算を好感(ラジオNIKKEI)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040723-00000209-rtp-biz

ゼゼラ「ティムコ株は取引量が少なすぎるので、それがマイナス要因となって株価が低くなってるみたい。取引量が少ないから値動きも珍妙で、23日発表の決算は、13日に上方修正が既に発表されている内容なのに、なぜか改めて株価が値上がり。しかも昼休み中の決算発表なのに、後場の始値は値上がりしないで、しばらくしてから急に値上がり」

2004.7.23

25日に琵琶湖ルール・マナーアップキャンペーン 滋賀県

滋賀県は25日、琵琶湖ルール・マナーアップキャンペーンを行う。県下全域で、外来魚リリース禁止などの琵琶湖ルール啓発活動が行われる。

琵琶湖ルール・マナーアップキャンペーンの実施について(自然環境保全課)
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/2004/7/22/0722dg0001.pdf

駆除派ホープ・向井貴彦氏が岐阜大講師に

池田清彦氏について「日釣振の新たな傭兵の暴論(っていうか,全く生物学的事実にもとづかない嘘八百)」と評するなど、過激表現で知られる駆除派ホープ・向井貴彦氏が、6月から岐阜大学地域科学部講師となり、いわゆるポストドクター(博士取得後の任期制研究者)を脱した。向井氏のホームページによると、1998年に博士(理学)の学位を取得してから7年目(33歳)。

私的ハゼの百科事典(向井貴彦)
http://homepage2.nifty.com/PhD-mukai/
向井貴彦(岐阜大学地域科学部)
http://www.gifu-u.ac.jp/~forest/semuka.html

2004.7.20

資料集追加 外来魚の増加と漁獲量の減少と琵琶湖の開発との関係

ゼゼラ「リリ禁訴訟で原告側が作った資料をもらいまして、4ページだけで内容も面白いので資料集に追加してみました」

[A1]外来魚の増加と漁獲量の減少との関係(フナ・コイ)(滋賀県作成資料)
[A2]外来魚の増加と漁獲量の減少との関係(ホンモロコ・スジエビ)(滋賀県作成資料)
[B1]琵琶湖の開発と漁獲量の減少との関係(フナ・コイ)(A1の滋賀県作成資料をリリ禁訴訟原告が改作)
[B2]琵琶湖の開発と漁獲量の減少との関係(ホンモロコ・スジエビ)(A2の滋賀県作成資料をリリ禁訴訟原告が改作)

ゼゼラ「要するに、A1とA2が、滋賀県が作成したもので、外来魚が在来魚を減らしている根拠だという資料」
カワウ「確かに、外来魚が在来魚を減らしているように見えるねぇ。うん。絶対そうに違いない!」
ゼゼラ「そこで騙されるのはシロート。A1とA2から、バスとギルに関する部分を消して、琵琶湖総合開発と瀬田川洗堰操作規則に置き換えたのがB1とB2」
カワウ「琵琶湖の開発が在来魚を減らしているように見えるねぇ。うん。絶対そうに違いない!?!?!? あれ? どっちが原因?」
ゼゼラ「ウィンドウを2つ開いて、A1とB1、A2とB2をそれぞれ並べてみるとわかるけど、どっちが原因かなんて、こういう資料からわかるわけないのさ。それをさも根拠であることが自明であるかのように言うのは、やってはいけないことで、滋賀県は外来魚でそれをやってしまったんだなぁ。これでは『すり替え』だって言われて当然」
カワウ「一般の駆除派はともかくとして、研究者系の駆除派の人は、こういうこと気付いてないのかな」
ゼゼラ「気付いているはずなんだけどねぇ。指摘してるの見たことないよね。真実の追求を目標にしているのではなくて、駆除派にとって有利かどうかで判断してるんじゃないの?」

2004.7.19

特定外来生物被害防止法基本方針案の説明・意見交換会

 特定外来生物被害防止法基本方針案の説明・意見交換会が16日、東京で開かれた。昨年の中環審報告案の説明・意見交換会のときと比べると、今回は利害関係者からの意見が目立ち、バス釣り関係者の意見が半分近くを占めた。意見と回答には特段のサプライズはなく、織り込み済みの内容。

 「捕らえたものをその場で放つ行為を規制しないのは、法制上規制できるが規制しないということなのか、法制上規制できないということなのか?」、「漁業権魚種となっている場所がある外来生物を特定外来生物に指定することが可能なのか?」という質問に対しては、明確な回答がなされなかった。

 捕らえたものをその場で放つ行為を規制しないことは、これまでに確定した事項で、その理由が注目点となっている。また、漁業権魚種指定と特定外来生物指定の衝突に関しては、特定外来生物被害防止法に地域的な例外を設定する規定がないため、漁業権魚種指定のある魚種は特定外来生物に指定できないとの見方がある。

2004.7.15

引換枚数が大幅増加 ノーリリースありがとう券

滋賀県自然環境保全課琵琶湖レジャー対策室は14日、ノーリリースありがとう券の引き換え状況を発表した。7月3日(土)から7月11日(日)まで(9日間)の引換枚数は8328枚で、昨年同期(平成15年7月5日(土)〜7月14日(月)(10日間))の2818枚から大幅に増加した。重量換算すると、4トン以上の外来魚に相当する。引換場所では、今年から設置された大津市なぎさ公園の特設引換場所が3582枚と最も多くなっている。

ノーリリースありがとう券の引き換え状況について(自然環境保全課)
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/2004/7/14/0714dg0002.pdf
ノーリリースありがとう券事業(滋賀県)
http://www.pref.shiga.jp/d/leisure/thanks2004/

「琵琶湖ルール」ステッカーデザインの入賞作品を発表

滋賀県自然環境保全課琵琶湖レジャー対策室は14日、募集していた「琵琶湖ルール」ステッカーデザインの入賞作品を発表。56人から74点の応募があり、最優秀作品には杜多利香さん(神戸市)の作品が選ばれた。

「琵琶湖ルール」ステッカーデザインの募集結果(自然環境保全課)【ステッカーデザインの画像あり】
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/2004/7/14/0714dg0001.pdf

2004.7.12

駆除派・全内漁連推薦の自民・関肇氏が落選 参院選

11日に投開票された参議院議員選挙で、比例区で立候補していた駆除派・全内漁連(全国内水面漁業協同組合連合会)推薦の関肇氏(亀井派)は、自民党比例名簿中21位の105,308票で落選した。自民党の比例獲得議席は15議席にとどまったため、繰り上げ当選も望み薄と思われる。前回2001年参院選では、全内漁連会長の桜井新氏(亀井派)が立候補。218,597票(自民党比例名簿中9位)で当選していた。

2004.7.10

なんかまたまた変な新聞記事になってますが...

[ブラックバス、重要湿地に侵入 環境省が70カ所で確認](朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/0710/TKY200407100097.html

 この記事なのですが、重要湿地というと、人の手があまり加わっていないような特殊な自然環境をイメージしがちですが、裏磐梯湖沼群、霞ヶ浦・北浦、河口湖、山中湖、琵琶湖などの一般的な自然湖沼や、八郎潟調整池、渡良瀬遊水地などの人工的な湖沼も含まれています。また、利根川下流部にはバス・ギルがいないことになっていたり、「ブラックバス類の生息できる259カ所」と言うけれど、どう考えても生息できないだろうというような湿原(例えば島根県・赤名湿原(→写真))がかなり分母に含まれていたりして、パーセンテージで捉えることに意味があるかは疑問です。
 ちなみにこの生息地調査は、杉山秀樹氏・中井克樹氏を対象に実施されたヒアリング調査(杉山氏・中井氏がヒアリング調査をしたのではないらしい)、水生生物保全研究会が2004年3月に公表した「淡水魚類重要生息地調査報告書」などの資料に基づくものとなっています。

ゼゼラ「やっぱり、一般の新聞にこういう個別テーマでまともな記事を期待するのは無理があるなぁと改めて思った」

2004.7.9

ブラックバス・ブルーギルの影響・対策調査で報告書 環境省

 昨年末から行われていた「平成15年ブラックバス・ブルーギルが在来生物群集及び生態系に与える影響と対策調査」の報告書がまとめられた。
 この調査の目的は、「ブラックバス・ブルーギルにかかる既存の科学的情報と対策事業を整理し、湖沼の希少種やその他在来生物、また生物多様性保全のために、国、地方自治体、民間団体による対策事業の効果的な立案、実施に資するよう検討する」というもの。
 調査は、環境省系の財団法人自然環境研究センターに委託する形で行われた。自然環境研究センターは、皇居のお堀の外来魚駆除も受託している。
 また、非公開の検討会が設置され、多紀保彦(自然環境研究センター)、片野修(中央水産研究所)、河野博(東京海洋大)、杉山秀樹(秋田県水産振興センター)、勝呂尚之(神奈川県水産総合研究所)、中井克樹(滋賀県立琵琶湖博物館)、水口憲哉(東京海洋大)の7氏が委員となった。
 報告書は、「調査要領」「ブラックバス・ブルーギルの生物学的特性」「ブラックバス・ブルーギルが在来生物群集及び生態系に与える影響」「各地のブラックバス・ブルーギルに関する対策事例」「対策手法と課題」の5章立てで、参考資料として文献リストなどが付属し、全部で約230頁。
 報告書の内容は、既存の文献の整理・検討が中心で、引用されている文献は知られているものが多い。当然、検討会委員にもなっている中井氏や杉山氏が筆者である文献が目立つことになり、その意味では目新しさは乏しい。また、引用されている文献については、その内容の信頼性を個別に検討しているわけではないため、既存の文献を寄せ集めただけとも言える。一方、ゼゼラ本(ブラックバスがいじめられるホントの理由)や海外のものを含む広範な文献リストや、収集・整理した情報の量は、最近では例を見ないものとなっている。
 報告書は、有料で頒布される予定。

ゼゼラ「これを今日発表するとかいう話だったのですが、結局発表してないみたいな。でもまあ金曜なのでOKでしょう」
カワウ「あ、ひょっとしてこれかな?」

[外来魚:ブラックバス3割生息 環境省調査](毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/env/news/20040710k0000m040035000c.html

ゼゼラ「確かにこういう内容も含まれてるから、だぶんこれ。これだと大分違う内容に聞こえるなぁ」

「外来魚を殺し続けるのもかわいそう」 国松知事との懇談で小学生

8日付京都新聞ネット版によると、滋賀県草津市の笠縫東小5年生102人が8日、国松善次県知事と琵琶湖の外来魚問題について語り合った。児童らは「琵琶湖の固有種は守ってほしいけど、外来魚を殺し続けるのもかわいそう」「環境を壊すのも良くするのも人間次第。私も琵琶湖を守るために頑張りたい」などと発言。国松知事は「外来魚を肥料や食べ物に有効利用する取り組みも進めていきたい」と答えていたという。

[知事、児童と外来魚問題で懇談 草津・笠縫東小 学習成果も報告](京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004070800196&genre=F1&area=S10

2004.7.8

「特定外来生物被害防止基本方針(案)」のパブリックコメントを開始

環境省は8日、特定外来生物被害防止法に基づく「特定外来生物被害防止基本方針(案)」のパブリックコメントを開始した。期間は8月7日までの1ヶ月間。15日に大阪、16日に東京で説明・意見交換会も開催される。

[特定外来生物被害防止基本方針(案)に係る意見の募集(パブリックコメント)及び説明・意見交換会の開催について](環境省)
http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=5086

「反響が大きい」ことを9日に発表予定 環境省

環境省野生生物課は、「反響が大きい」と思っていることを9日に発表する予定。

ゼゼラ「発表する中身はもう持ってるんですけど、なんか電話がかかってきてですね、『9日に発表するのでそれまで待ってください』と解禁日指定されまして、従う義務はもちろんないのですが、急ぐ内容でもないので『OK』ということになりました」

中央環境審議会・第2回外来生物対策小委員会の議事概要

中央環境審議会野生生物部会 第2回外来生物対策小委員会 議事概要(環境省)
http://www.env.go.jp/council/13wild/y133-02.html

6月の釣り人向け外来魚回収施設利用状況 昨年度比は低下傾向

滋賀県自然環境保全課琵琶湖レジャー対策室は5日、6月の釣り人向け外来魚回収施設利用状況を発表。外来魚回収ボックス(設置数38)は1324.7kg(4月からの累計4387.5kg)、外来魚回収いけす(設置数20)は133.9kg(4月からの累計393.0kg)、合計で1458.6kg(4月からの累計4780.5kg)。昨年度比は、4月は1.80倍、5月は1.67倍、6月は1.33倍と徐々に低下してきている。

外来魚回収施設(回収ボックス・回収いけす)の利用状況について(自然環境保全課)
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/2004/7/5/0705dg0001.pdf

2004.7.6

中央環境審議会・外来生物対策小委員会の第2回会合

 中央環境審議会・外来生物対策小委員会の第2回会合が5日午後、東京・霞ヶ関で開催。というわけで、新橋駅で降りて「はなまるうどん」経由で霞ヶ関へ。

 今回の配布資料で、「特定外来生物被害防止基本方針(案)」が初登場。

 注目は、前回に引き続き小林達明委員(千葉大学園芸学部助教授)。「外来生物を利用することによる便益を考慮すべき」「『生態系への影響』というのは曖昧な表現で、解釈によっては規制対象がかなり広くなり、一般市民の理解を得られないのではないか」といった趣旨の発言。

 これに対し、前回の因縁からか、細谷和海委員(近畿大学農学部教授)がすかさず発言。「便益も重要だが、第一には生物多様性保全であるべき」といった趣旨。

 また、既に野外に存在する特定外来生物を捕獲・採取した直後に放っても、法律が定める「放つこと、植えること又はまくことの禁止」には該当しないことが基本方針案に明文で記されていることについて、細谷委員と阿部永委員(元北海道大学農学部教授)が、キャッチアンドリリースを推奨するように受け止められるのではないかと噛み付く。事務局は、単なる法律の解釈と説明。

 基本方針案は、今週末か来週から1ヶ月間、パブリックコメントが行われる。次回小委員会は9月1日の予定。

 で、帰り道、喫茶店でクリームソーダを頼んだら、アイスクリームが品切れだった...

中央環境審議会野生生物部会議事要旨・議事録(環境省)
http://www.env.go.jp/council/13wild/yoshi13.html ※6日現在、配布資料のみ掲載

飼育中のペットは例外に 外来種被害防止で方針案(Yahoo!ニュース共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040705-00000172-kyodo-soci
外来生物:ペット目的での飼育禁止へ 環境省(毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/science/news/20040706k0000m040123000c.html

ゼゼラ「飼養等が許可される目的にペットが含まれないことになったとかいう記事になってますが、そんなのは法律を読めばだいたいわかる話で、重要なのは、『許可規制を行うことで遺棄や逸出等に対して十分な抑止力が働く生業』が許可の対象になるというところでしょう」
カワウ「これはおそらく、セイヨウオオマルハナバチなんかを想定しているっぽいよね」
ゼゼラ「あとは、農林水産業への被害の判定のところで、『単に農林水産物に対する食性があるというだけではなく、農林水産物の食害等により、農林水産業に重大な被害を及ぼし、又は及ぼすおそれがある外来生物』というくだりが入ってる」
カワウ「外国産クワガタムシをめぐる植物防疫法での判断で、食害等の記録があっても大きな被害を生じさせる記録がなければ有害性がないという基準が設けられたのと似ている表現だね」
ゼゼラ「というわけでパブコメ」
カワウ「こういう制度的な話になると、資料を読み込まないといけないから、あまり意見は来ないだろうなぁ」

モーニング娘。石川梨華「魚の種類を結構知っている。ブラックバスとか」

モーニング娘。石川梨華が、2日に中部地方で放送されたラジオ番組で「昔、ゲームの『ぬし釣り』に家族でハマったので、実際の釣りはあまりしたことがないが、釣りが好き。意外と魚の種類も結構知っている。ブラックバスとかサヨリとか...」と発言したらしい。

カワウ「『魚の種類を知っている』で『ブラックバス』かぁ。やっぱり世代って大きいのかな」
ゼゼラ「バスだと30代、40代あたりを境界に、だいぶ捉え方が違うんじゃないの。『帰化』っていう概念は生物学的にはあり得なくても、実際には重要なのかも」

「店舗で購入するのは素人」 窃盗で逮捕のバスプロ初公判

6日付読売新聞滋賀面によると、バスボートからGPSアンテナなどを盗んだとして窃盗罪に問われているバスプロ笹沼正隆、金洋士の両被告の初公判が5日開かれ、両被告は起訴事実を認めた。検察は冒頭陳述で「(プロ契約している)メーカーから商品提供が希望通りにいかない一方、店舗で購入するのは素人がすることで、プロとしての誇りが許さないと考えていた」などと指摘したという。

2004.7.3

バス釣り関連雑誌8月号

スポーツ&フィッシングニュース
バス問題を考える[新]第1回「作られた密放流」(真嶋茂) 真嶋氏になって1回目。内容は「無理のある密放流話」について。

Basser
C.W.ニコルと京の料理人、捨てられるブルーギルを“もったいながる”。(天野礼子)
月刊ゼゼラ新聞

2004.7.2

弥栄湖のバス容認方針 1日で撤回

30日付中国新聞で報道された弥栄湖のバス容認方針は、1日で撤回となった。山口県漁政課は、中国新聞の取材・報道まで弥栄湖の動きを把握しておらず、報道のあった30日になって初めて、芸防漁協の担当者を呼び事情を聴いた。この場で、バスを増やす行為をすることは好ましくないとして、バス容認方針撤回を事実上求める行政指導が行われた。これにより、漁協は方針を撤回した。

ブラックバス容認撤回 釣りファン困惑/弥栄湖(中国新聞)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn04070206.html

過去の日々更新目次トップ画面へ