| 2003.10.13 |
今週の外来魚回収量(9月30日〜10月6日)
| 9月30日〜10月6日 | 回収量(単週) | 回収量(累計) | 目標達成率 | 前週比 |
| 外来魚回収ボックス(設置数33) | 133.3kg | 5357.5kg | 1.049 | -0.012 |
| 外来魚回収いけす(設置数14) | 37.9kg | 1143.8kg | ||
| バスターズ | 26.1kg | 1421.8kg | 0.918 | -0.018 |
回収ボックス・いけすの魚種:個体数は大半がブルーギル。重量では約1/7がブラックバス。
【概況】ブラックバスの比率が低下。1/7となったのはおそらく初めて。
外来魚回収施設(回収ボックス・回収いけす)の利用状況について(自然保護課)
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/2003/10/10/1010dg0001.pdf
外来魚バスターズ駆除成果 2003(外来魚バスターズ)
http://gairaigyo-busters.jp/report/statistics/data2003.php
| 2003.10.9 |
真っ赤な魚体 能登川の琵琶湖でフラミンゴシクリッド捕獲
県水産試験場は9日、今月4日に能登川町栗見出在家地先の愛知川河口近くの琵琶湖で、全長26.5cm、体重463.66gのフラミンゴシクリッド(キクラ科)が漁業者の刺網で捕獲されたと発表した。フラミンゴシクリッドがこれまでに琵琶湖で発見された記録はなく、初めて。
【↓写真あり】
琵琶湖における外来魚(フラミンゴシクリッド)の捕獲について(水産試験場)
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/2003/10/9/1009gf3001.pdf
ゼゼラ「いやー、感動しちゃうくらい真っ赤な魚体で」
秋のリリース禁止啓発活動 10月の休日に県実施
県は13・19・26の各日、秋の釣りシーズンに合わせたリリース禁止の啓発活動を湖岸・湖上で行う。内容は、(1)釣り上げた外来魚の持ち帰りと回収ボックス・イケスの活用、(2)外来魚・キャッチ&イートの普及、(3)レジャー利用(釣り)状況調査――の3つ。5日には西ノ湖周辺で啓発活動が行われた。
「外来魚のリリース禁止啓発活動」の実施について(自然保護課)
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/2003/10/9/1009dg0001.pdf
長浜でブラックバス料理コンテスト
9日付中日新聞ネット版によると、県旅館生活衛生同業組合連合会青年部主催のブラックバス料理コンテストが8日、長浜市で行われた。ブラックバスの「あらい」「ミネストローネ」「すし」「春巻き」などが作られた。旅館の名物料理に加えられる予定。
長浜でブラックバスに「料理人」挑戦 すしや春巻きなどの新作披露(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/00/sga/20031009/lcl_____sga_____000.shtml
滋賀県議会で知事提出議案を継続審議 1984年以来19年ぶり
9日付京都新聞ネット版によると、県議会の総務政策常任委員会は9日、県営施設の使用料や手数料を引き上げる条例改正案を継続審議とした。知事提出の議案が継続審議となるのは、1984年の県風景条例以来。
ゼゼラ「リリース禁止条例の審議の時に『どういう内容にするにせよ継続審議が妥当ではないか』という議論があったわけですが、滋賀県議会が1984年以来知事提出議案を継続審議にしたことがなかったとは知らなかった」
カワウ「地方議会恐るべしだね。基本的に地方議会は決められた日程に沿ってベルトコンベア式で議案が通っていく場とは言え、ここまで来ると、あってもなくても同じ?」
県風景条例以来の継続審議に 施設使用料など引き上げめぐり(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2003oct/09/W20031009MWA1S000000109.html
京都新聞社説『移入種規制 生態系への「侵略」防げ』
京都新聞は10月5日付で、『移入種規制 生態系への「侵略」防げ』と題する社説を掲載した。
京都新聞10月5日社説『移入種規制 生態系への「侵略」防げ』(全文)
日本固有の生態系を脅かす移入種(外来種)を封じ込めるため、法規制する動きが出てきた。
環境省は、中央環境審議会の移入種対策小委員会がまとめた報告案を受けて、来年の国会に関連法案を提出する考えだ。
対象種の範囲の線引きや防除手段の研究など課題は多い。自治体への支援のあり方を含め実効の上がる規制が求められる。
大阪府内のため池で先月、外来魚騒動が相次いだ。「変な魚がいる」との通報で専門業者がため池の水を抜いて捕獲した。体長一メートル余り、ワニのような細長い口に鋭い歯。北米産のアリゲーターガーだった。
なぜ外来魚が大阪に現れたのか。「飼い主が持て余して放したのではないか」と業者は推測する。
他の地域から移動してきた生物種を移入種という。琵琶湖のニゴロブナ、ホンモロコの敵と恐れられるブラックバスはその代表格だ。滋賀県は釣ったブラックバスの再放流を禁じる条例を制定した。
野生化したアライグマは北海道や関東など各地で農作物を食い荒らしている。沖縄県ではハブの天敵として移入されたマングースが、希少動物のヤンバルクイナ(国の天然記念物)を捕食するため、県は三年前から捕獲に乗りだしている。
捨てられたワニやカミツキガメの増殖、ニホンザルとタイワンザルの交雑など、固有の生態系の破壊は想像以上である。農林水産業の被害のほか健康被害も懸念されている。
環境審の小委員会がまとめた移入種対策は既存の生態系保護を柱に、環境への悪影響を国が事前に判定する仕組みを打ち出した。国内ですでに問題を生じている種は国・自治体が計画的に防除する、としている。
来月まとめる最終報告で具体的な法制化の方向を提示する。生物の輸入や流通はこれまで、植物防疫法や感染症法などで規制されたが、生態系保護を目的にした初の法制度として大きな前進といえる。
生態系破壊の有名な事例にビクトリア湖の「悲劇」がある。水産資源として放流した魚が大増殖し、在来の小型魚類二百種以上が十年足らずで絶滅したという。
マングース、ブラックバスなどの実情をみれば、日本にとって対岸の火事ではないはずだ。日本生態学会によると外来種は約二千二百種に上り、生態系に悪影響を及ぼす「侵略的外来種」は百種を数える。
豊かな自然環境の下で生物多様性の恵みを受けてきた日本だが、いまは移入種の「無防備地帯」に化したと言っても過言ではない。見過ごしてしまえば固有の生物は絶滅に追いやられると、専門家は警告する。生態系の乱れが世界的に拡大している現状にも注視すべきである。
法制化の前になにより問われるのはペットを捨てる側、放す側のモラルであることは言うまでもない。
| 2003.10.6 |
中央環境審議会移入種対策小委員会中間報告パブコメ
中央環境審議会移入種対策小委員会の中間報告が6日、環境省ホームページで公表された。11月5日までパブリックコメントに付される。
中央環境審議会野生生物部会移入種対策小委員会中間報告に係る意見の募集(パブリックコメント)及び説明・意見交換会の開催について(環境省)
http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=4391
とりあえず気付いたところ4点(末尾の数字は引用元。引用文は適宜要約したもの)
●『生物学用語との整合の観点から原則として「移入種」ではなく「外来種」と呼ぶこととした』[1-(1)]
ゼゼラ「『外来種』と言うと、大多数の人は国外・国内という線引きを思い浮かべるから、これは絶対に『移入種』にした方がいい。一般人に対して、ここでの『外来』とは………という意味で、なんて言っても聞いてくれないってば。『移入種』にしておく分には、生物屋さん同士で混乱しないように調整すれば済むんだから、ややこしさを一般人に持ち込むなと」
カワウ「なんかさ、原則として『外来種』にすると言いつつ、そもそも委員会名が『移入種』だし、中間報告の文章も両方が入り乱れてますなー」
●『在来種とは、日本国内において生態系の構成要素となっている日本産の種をいう』[1-(1)]
ゼゼラ「この文章はちょっと問題。直前で、国内のある地域から他の地域に導入しても外来種だと言っておいて、なんでこの定義になるんだべさ」
カワウ「なんで国境の話になるのかね。誰書いたのこの文章」
●『概ね明治時代より前から日本国内において生態系の構成要素となっている種を在来種という』[1-(1)]
ゼゼラ「いわゆる『史前帰化』」
カワウ「これを言い出すと、『じゃあ定着して馴染んでしまえば良いではないか』という話に絶対なるんだよね」
●『「交雑」や「よそ者」をそれ故に排除するのではなく、生物多様性の喪失に予防的に対処するという問題』[2-(1)]
ゼゼラ「じゃあ、生物多様性はなぜ大切なのかという話になるのだけど、一通り読んだけど、その点が書かれていない」
カワウ「この点はきちんと書くべきでしょう」
ゼゼラ「なんか結局定番の論点になっちゃったな」
カワウ「制度的な話は、今の段階では漠然としていて何とも言い難いから仕方ないのでは」
| 2003.10.5 |
岡山で漁協別漁獲高を公開すべきという判決
1日付共同通信によると、指定統計「海面漁業生産統計調査」での漁協別漁獲高を非公開とした処分の取り消しを求めた訴訟で、岡山地裁は1日、個別の調査票などを除く部分について、不開示決定処分を取り消した。
ゼゼラ「要するに、統計法第15条というのがありまして、『何人も、指定統計を作成するために集められた調査票を、統計上の目的以外に使用してはならない』ということになってます。なので、調査票自体はダメだけれども、漁協別に集計したものに関しては公開すべきということらしい」
カワウ「よく見かける琵琶湖の漁獲統計はこれとまったく同じ調査だから、この判決の考え方に従えば、今は琵琶湖全体で漁獲量を出しているものをもっと細かいところまで出す余地があるということになるね。もっともこれは地裁判決だから、この先どうなるかわからないけど」
今週の外来魚回収量(9月23日〜29日)
| 9月23日〜9月29日 | 回収量(単週) | 回収量(累計) | 目標達成率 | 前週比 |
| 外来魚回収ボックス(設置数33) | 352.5kg | 5224.2kg | 1.061 | +0.023 |
| 外来魚回収いけす(設置数14) | 25.8kg | 1105.9kg | ||
| バスターズ | 117kg | 1395.7kg | 0.936 | +0.044 |
回収ボックス・いけすの魚種:個体数は大半がブルーギル。重量では約1/6がブラックバス。
【概況】秋に入り、バスターズの駆除量が増加傾向。
外来魚回収施設(回収ボックス・回収いけす)の利用状況について(自然保護課)
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/2003/10/2/1002dg0001.pdf
外来魚バスターズ駆除成果 2003(外来魚バスターズ)
http://gairaigyo-busters.jp/report/statistics/data2003.php
| 2003.10.3 |
環境省・移入種対策小委員会中間報告案
国の移入種対策について審議していた中央環境審議会・移入種対策小委員会が2日、中間報告案をまとめた。中間報告の形でパブリックコメントに付され、最終報告がまとめられる予定。
移入動植物持ち込み許可制に、環境省法案化へ(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20031002i113.htm
持ち込みに事前申告制度 外来種問題で中間報告案(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2003oct/02/CN2003100201000299C3Z10.html
ゼゼラ「来週に中間報告が公表されてパブコメとなるようなので、内容についてはそのときに」
滋賀県釣り団体協議会 「釣り人アンケート」第1回集計
滋賀県釣り団体協議会ホームページで行なわれていた「釣り人アンケート」の第1回集計がまとめられた。ホームページのアンケートフォームと滋賀県内釣具店店頭のアンケート用紙で行われ、157人から回答があった。
リリース禁止条例に関しては、賛成5、反対138、中立4という結果で、その理由として「効果について疑わしいのに強制するのは理解できない・税金をかけてやるべき事か?」「調査不足のまま、性急に施行しすぎた」「趣味の領域で個人の自由を制限するのは間違っていないか」「在来魚を守るためには当然だ」「長い歴史のいつまで遡って在来魚・外来魚の認識をするのか不明瞭」「バス釣り自体を行うことが悪いことのように認識されてしまった」などがあった。
『釣り人アンケート』 集計結果(滋賀県釣り団体協議会)
http://www.shiga-acc.org/result1.html
環境省と農水省を統合 自民党衆院選マニフェスト素案
3日付産経新聞によると、自民党の衆院選マニフェスト素案で、環境省と農林水産省を統合して「環境・食糧・農村地域省」(仮称)を創設するとの内容が含まれていることが明らかになった。
環境・農水省を統合 郵政民営化は19年春で調整 自民党マニフェスト案(産経新聞)
http://www.sankei.co.jp/news/morning/03iti001.htm
ゼゼラ「環境省と農水省を合併したら、実質、環境省が農水省に吸収される形になるのではないかという気が...」
カワウ「環境庁に逆戻り? 何か裏がある話なのか?」