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2003.4.26

29日にリリース禁止条例啓発キャンペーン

県は29日、リリース禁止条例の啓発キャンペーンを実施する予定。レジャー利用監視員などが啓発活動を行なう他、国松知事が草津市北山田付近の湖岸で1日レジャー利用監視員を務める。また県警などはプレジャーボート取締り訓練を行なう。

琵琶湖ルール啓発キャンペーンの実施について(自然保護課)
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/2003/4/25/0425dg0001.pdf

外来魚駆除事業に関する住民監査請求を受理 県監査委員

県監査委員は25日、オンブズ淡海・外来魚有効活用研究会代表の田中健雄氏ら4人が16日に提出した外来魚駆除事業などに関する住民監査請求について、形式的用件を具備しているとして受理することを決定した。監査期限は6月16日。

住民監査請求の受理について(監査委員事務局)
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/2003/4/25/0425lc0001.pdf

県漁連前会長事件 県警はさらに追送検の方針

26日付読売新聞滋賀版によると、25日の江原昭博・県警刑事部長の定例会見で、土木工事会社17社から、県漁連前会長・上多良漁協組合長の川森芳一容疑者らに脅され被害を受けたとの申告が約900万円分あると発表した。県警は追送検する方針という。恐喝罪の時効(7年)が及ばない範囲でも、漁業補償や協力金名目で土木工事会社から約3400万円を受け取っていたことがこれまでの捜査で判明しているという。

2003.4.24

「外来種撲滅キャンペーンに異議あり」 池田清彦氏(山梨大教授・生物学)

 雑誌「ちくま」(筑摩書房のPR誌)の2003年1月号で、池田清彦氏(山梨大学教育人間科学部教授・構造主義生物学)が「やぶにらみ科学論(16) 外来種撲滅キャンペーンに異議あり」というのを書いているのを(今になって)発見しました。 

 面白いところを抜粋
「生物多様性を守れという標語が錦の御旗になった今日び、ブラックバスもタイワンリスもマングースも移入種は全部撲滅してしまえ、と国粋主義じみた主張をする人も現われて、どこでも原理主義者はいるものだ、と少々あきれている」
「そもそも生物多様性を守らなければならないという話は、論理的に底が抜けているのだ。……生物多様性は人類の生存のため必要だ、との主張を採ると、必要がなくなればいらないじゃないかという話になり、生物多様性そのものに至上の価値があるとの考えは、それを決めているのは結局は人間だから、価値の根拠は多様性ではなく人間にあることになり、どちらも論理の底が抜けてしまうのだ」
「生物多様性を守るためにバス釣りの楽しみをあきらめろ、と言われてもねえ、ほとんどのバサー(バス釣りをする人のこと。念のため言っておくと、私はバサーではありません)は、ふざけんじゃねえ、と思うに決まっている。人殺しをしたくて仕方がない人に人殺しはあきらめろ、という話とは違うのである。人殺しはいけないというのはほぼ至上の命題だが、生物多様性の保全は、万人にとって至上の命題になるわけがない」
「私だってもちろん、生物多様性は守られないよりは守られる方がよいに決まっていると思う。しかし、それはそのことを金科玉条にすることとは違うのである。ウソだと思うのなら、大気中の二酸化炭素をこれ以上増大させないために、冷暖房は絶対禁止すると言われたら、あなたならどうするか考えてみたらよい。私なら、上等じゃねえか(ふざけんじゃねえ、という意味)と思うに決まっている」

ゼゼラ「最寄の図書館で探して全文を読む価値があります。国会図書館のNDL-OPACでも複写の取り寄せできます」
カワウ「ちなみに池田清彦氏って誰?」
ゼゼラ「この人は結構有名。中井克樹氏とか細谷和海氏よりも有名。休刊になって終わっちゃったけど、前に『サイアス』(朝日新聞社)という科学雑誌で『教科書にない生物学』っていう連載をしてたりもしてた。でまぁ、今日初めて見つけて読んでショッキングだったのは、『生物多様性原理主義』って言葉を文中で使ってること。僕が言い出すより前に使っている人がいたとは...」
カワウ「『ガイシュツ』ってやつね。でも、『生物多様性原理主義』ってのが事を的確に表現していることの証明でしょう、これは」

2003.4.23

21日までに494.4kg 県設置の外来魚回収施設

県自然保護課琵琶湖レジャー対策室は23日、15日から21日までの1週間の外来魚回収施設利用状況を発表した。それによると外来魚回収量は計154.6kgで、内訳は大津なぎさ公園の回収ボックスが80.8kg、草津〜守山の湖岸緑地の回収ボックスが49.1kg、漁港・船溜に設置した回収いけすが24.7kg。また1日からの累計では、なぎさ公園が240.1kg、草津〜守山の湖岸緑地が118.6kg、漁港・船溜が135.7kgで、合計494.4kg。魚種は、個体数では大半がブルーギルで、重量では約1/3がブラックバスだったとしている。この外来魚回収事業には1735万3000円(15年度当初予算)が投じられることになっており、現在のペースで1年間回収された場合のコストは1kgあたり約2000円となる。

外来魚回収施設(回収ボックス・回収いけす)の利用状況について(自然保護課)
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/2003/4/23/0423dg0001.pdf

水産庁・外来魚問題に関する懇談会 議事録は「不存在」

 水産庁は23日までに、ゼゼラが8日に開示請求していた「外来魚問題に関する懇談会」の議事録について、「不存在」とする方針を固めた模様。23日、請求者のゼゼラに対し、(1)「不存在」となる見通し(2)請求を取り下げれば手数料300円を返還する――との電話連絡があった。

 懇談会は非公開で行なわれており、現在は極めて簡略にされた議事内容がプレスリリースとして懇談会開催後に公表されている。しかしゼゼラは開示請求の際、プレスリリースの元となる議事録が存在することを水産庁担当職員に確認し、その議事録を開示請求した。

 情報公開法は、開示請求の対象を「行政機関の職員が職務上作成し、又は取得した文書(中略)であって、当該行政機関の職員が組織的に用いるもの」としている。水産庁の判断は、問題の議事録が個人的なメモであり、開示請求の対象となる行政文書としては「不存在」であるというもの。

 しかし、プレスリリースに極めて簡略にされた議事内容しか記されていないことを考えると、問題の議事録は常識的には上司への報告や人事異動などによる担当職員の交代などの際の引継ぎに用いられると考えるのが自然であり、もしそうだとすれば、「不存在」は成り立たなくなる。このためゼゼラは、「不存在」となった場合に不服申立てをするつもりでいる。

2003.4.22

委員会指示リリ禁で訴訟をしよう

ゼゼラ「滋賀県のリリース禁止条例というのは県議会で成立しているから、手続き的な正当性が形の上では得られていると言えます。訴訟をするために抽象的な憲法論議をしなければならないのは、そのあたりが理由と言えるでしょう」
カワウ「まぁ、あくまで『形式的』であって、その中身が問題なんだけどね。形式的な正当性は確かに整ってしまっているんだよね」
ゼゼラ「で、それに対して委員会指示でのリリース禁止の場合は、漁業法が定める委員会指示という仕組みの使い方の是非というのを問うことができます。しかもその委員会というのはメンバー構成が職漁者に偏っていて、リリース禁止という規制を実質的に被る側の遊漁者の関与が限られているから、形式的な正当性をも問うことができるでしょう。要するに、『あいつらが勝手に決めた』と言える。それと、漁業法の遊漁規則の項には『遊漁を不当に制限するものでないこと』という制限があって、もちろん委員会指示とは直接の関係はないのだけど、それを援用して、委員会指示という仕組みを使って実質的に遊漁を不当に制限していると考えることができなくもないと思う」
カワウ「そのあたりの議論を訴訟でやって最高裁まで行ったら、漁業法の教科書に載るような判例になりそうだね。興味深い」
ゼゼラ「で、そのあたりの議論ができるので、委員会指示の場合は訴訟をやって勝つ余地が琵琶湖より大きいんじゃないかとボクは踏むわけです。そう思ってたら、秋田リリ禁はとりあえず訴訟を見合わせるような話なので、昨日、HEVENの進藤さんをつかまえて、そのあたりのことを話してみました。やるとしたら秋田しかないし。今さら固有生態系も何もない八郎潟であることも有利だし。そしたら、長野で急展開のようで。長野でもいいですけど、一度やるしかないでしょう」

2003.4.20

ニュースステーション外来魚特集 1月遅れで放送

 18日放送のテレビ朝日系ニュースステーションは、シリーズ環境立国第3回「キャッチ・アンド・イート 外来魚を“有効利用”」を放送した。当初は3月14日の放送中に予告がされ、3月17日の同シリーズ第2回として放送予定になっていたが、イラク戦争の影響などから放送が延期となっていた。
 予告が放送された翌日の3月15日に日釣振関係者がテレビ朝日に出向くなどしたこともあってか、3月の予告であった「漁獲の9割が外来魚」といった表現が消え、「琵琶湖再開発や砂利採取などによる水質の悪化が根底にありますが」とのナレーションが放送中でされた。
 また、ニュースステーションホームページの「ご意見・情報募集」ページで、募集テーマに「琵琶湖 外来魚の有効利用について」が加えられた。

2003.4.18

市民オンブズ淡海代表ら 外来魚駆除事業への支出中止と支出金返還を求める住民監査請求

市民オンブズ淡海、滋賀県外来魚有効活用研究会などの代表を務める田中健雄氏ら4人は16日、県の外来魚駆除事業への支出中止と支出金返還を求める住民監査請求を滋賀県監査委員に対して行なった。田中氏らは請求書の中で、(1)駆除事業の基となる漁獲統計数値に根拠がない(2)緊急雇用対策事業で不当に高額な対価を支払って駆除を行なっている――などと主張している。

請求の要旨
1.滋賀県知事及び農政水産部長は、昭和60年度から現在に至るまで、滋賀県漁業協同組合連合会(以下、県漁連)を事業主体或いは事業委託先として、有害魚類駆除事業、ブラックバス総合対策事業、外来魚総合対策事業、外来魚資源抑制対策事業、外来魚駆除作戦緊急対策事業などの名称で行なった各種の年度事業で、県漁連からブラックバス・ブルーギル(以下、バス・ギル)を買上げ、捕獲経費や回収処理費用などに相当する補助金を支出してきたが、これらの補助金は当初予算や補助予算に計上して議会で承認されたとはいえ事業の基となる統計数値に根拠がなく、極めて不適切な公金の支出に当たる。
2.即ち、県漁連の外来魚(バス・ギル)の漁獲統計はデタラメである。各単位漁協組合員が捕獲する外来魚は近年その殆どがギルであるが、バス・ギルを選別計量することなく一括計量して漁獲統計上バスの漁獲量を過大に報告している。
3.また、一括計量されたものの中には在来魚や湖水が含まれていたとも言われているから文字通り水増し報告がなされたものとみられ、これに基づき補助金が支出されていたのであって公金の不適切な支出であることは明らかである。
4.更にまた、昨年度から県雇用対策推進室の所管の緊急雇用対策事業として、県漁連関係者を主とした労働者に対して外来魚捕獲作業を行なわせて、不当に高額な対価を支払いながら、この捕獲・回収された外来魚をも県漁連が捕獲したものとして加算して、県漁連に対して補助金を不適切に支出してきた。
5.従って、これらの不適切な公金の支出を直に中止させ、既に支払われた支出金の返還を行わせるなどの勧告やその他の厳正な措置を求めるものである。
6.因に近年琵琶湖漁獲外来魚の約9割を占めるに至ったギルについては、昭和40年代に西の湖だけでなく平湖、木の浜内湖、能登川水路などで県水産試験場が、ギルなどを使ってイケチョウ貝の増殖実験を行い、管理がズサンなためギルを琵琶湖に大量に逃逸させた疑いが濃厚となってきた。琵琶湖の在来魚(特にニゴロブナ・ホンモロコ等固有種)資源量の減少は、琵琶湖水質悪化、水位の低下、埋立てによる内湖やヨシ原の消滅さらに湖岸や流入河川岸の人為改変に起因するところが大きく、県知事国松や県漁連の連中が大宣伝をしてきたようなバスの食害の為ではなく、大量に逃逸して異常に繁殖しているギルによるものと考えるものである。

バス、ギルの住民監査請求 「市民オンブズ淡海」代表 田中健雄さんに聞く(滋賀報知新聞)
http://www.bcap.co.jp/s-hochi/n030417.html

2003.4.17

外来魚買取の漁協別データ掲載

資料集に滋賀県外来魚駆除作戦緊急対策事業概要(2001年度)を掲載しました。外来魚買取や駆除用漁具の漁協別データがわかるというものです。2002年度分も、文書は県に既にあるようなので、そのうち載せます、たぶん。

ゼゼラ「漁協別数値っていまだかつてほとんど公になっていなかったような気がする...」
カワウ「結構貴重かも。金額の大きいところだけ抜粋してみたけど...」

2001年度外来魚買取事業総額 276,527.8kg 41,479,170円

(内、100万円以上の漁協)
山田 79,128.7kg 11,869,305円 【南湖】
志那 20,562.0kg 3,084,300円 【南湖】
守山 46,523.5kg 6,978,525円 【南湖】
堅田 46,530.0kg 6,979,500円 【南湖】
大津 16,328.4kg 2,449,260円 【南湖】
近江八幡 12,276.0kg 1,841,400円 【北湖】
沖島 7,520.4kg 1,128,060円 【北湖】
朝日 11,779.0kg 1,766,850円 【北湖】

カワウ「...やっぱり南湖偏重なんだなと。8割前後が南湖の漁協。もちろん、南湖の漁協が北湖で操業することもあるわけだけど」
ゼゼラ「例の漁獲統計で2001年にブラックバスが137t獲れているというのが本当だとすれば、南湖の漁協で捕獲された外来魚の半分近くがブラックバスである必要があるということになるのだけど、実際にはブルーギルが圧倒的に多いわけで」

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