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2003.3.31

JR駅前などで条例PR 施行を翌日に控え県

 31日付京都新聞ネット版によると、滋賀県は31日、県内のJR駅前などでリリース禁止条例のPR活動を行なった。大津駅前では午前8時から40分間、県琵琶湖環境部の緒方俊則部長ら職員20人が参加し、条例の内容を包装に記したティッシュや花の種を配ったという。

 ちなみに緒方氏は4月1日付けで総務部長になります。後任は知事公室長の圓水成行氏。

琵琶湖レジャー条例 4月1日スタート 主要駅前でPR(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2003mar/31/W20030331MWA1S000000042.html

京都新聞「琵琶湖レジャー条例 1日施行 釣り人反発、実効性に課題」

京都新聞31日付ネット版は、「琵琶湖レジャー条例 1日施行 釣り人反発、実効性に課題」と題する記事を掲載した。リリース禁止条例施行を翌日に控え、これまでの経過・現状などをまとめたもの。

琵琶湖レジャー条例 1日施行 釣り人反発、実効性に課題(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2003mar/31/W20030331MWA1S000000018.html

バス釣り関連雑誌5月号 27日分補足

Rod&Reel5月号でも、133ページ「やぶ漕ぎ倶楽部」で、秋田県のリリース禁止を始めてとして全国のリリース禁止について触れているそうです。

2003.3.30

外来魚回収箱・いけす、航行規制水域のブイを設置開始

29日付京都新聞ネット版、同朝日新聞ネット版によると、県は28日、レジャー適正化条例に基づく航行規制水域を知らせるためのブイの設置を開始。高さ1.5メートルの黄色く塗られたアルミニウム製で、64カ所に設置。また、外来魚用の回収箱やいけすの設置も湖岸や漁港内で進められており、回収箱が大津・なぎさ公園など40カ所、いけすが守山や北小松など13漁港に設置される予定。

航行規制のブイを設置 1日から琵琶湖レジャー条例(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2003mar/29/W20030329MWC3S000000011.html
規制水域示にブイ設置(朝日新聞)
http://mytown.asahi.com/shiga/news01.asp?kiji=2807

交雑理由にタイワンザル7頭駆除 和歌山県

29日付京都新聞ネット版によると、和歌山県は28日、タイワンザル7頭を捕獲し安楽死した。ニホンザルと交雑することが理由。

タイワンザル7匹を安楽死 外来種対策で和歌山県(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2003mar/29/CN2003032801000645C3W10.html

カワウ「タイワンザルも駆除がいよいよ開始です」
ゼゼラ「外来魚の場合は、『人間にとって「害」だから』という考え方―蚊を潰すようなもの―で一応捉えられるけど、交雑の場合はそうはいかないんだよね。見た目などがほとんど同じものに対して、『タイワンザルだから』というだけで駆除してしまう。考え方に危険なものを感じる人がいるのもわかる」
カワウ「記事中で、『日本霊長類学会などが「混血が全国に広がり、純粋なニホンザルの種が脅かされる」と指摘』と説明があるけど、これだと『純粋なxx民族が...』というのと全く同じなんだよね」

2003.3.27

バスとギルは一括して計量 統計上のバス漁獲量は計算値 滋賀報知新聞

 27日付滋賀報知新聞ネット版は、「漁協で計量されないバス 近畿農政局滋賀統計事務所の漁獲量統計 びわこルール条例の根幹揺らぐ =県の捕獲実績と大きな食い違い=」と題する記事を掲載した。

 記事によると、農林水産省近畿農政局滋賀統計情報事務所が公表している漁獲統計の調査は、ブラックバスとブルーギルを分けて計量したものではなく、外来魚として一括した重量が各漁協から報告されている。これに各漁協から聴取したブラックバスとブルーギルの比率をかけて、統計上のブラックバスの漁獲数値がはじきだされているという。

 また記事では、滋賀統計情報事務所による漁獲統計と、県水産課がまとめた県の外来魚駆除事業の捕獲実績のデータがかけ離れているとも指摘しており、「同統計事務所の統計数値は、県の水産行政の拠りどころだけに、来月からスタートのリリース禁止条例にも影を落としそうだ」と結んでいる。

 滋賀報知新聞は、滋賀県八日市市を中心に発行されている地域紙(共同通信加盟のいわゆる「地方紙」ではない)。

漁協で計量されないバス 近畿農政局滋賀統計事務所の漁獲量統計 びわこルール条例の根幹揺らぐ =県の捕獲実績と大きな食い違い=(滋賀報知新聞)
http://www.bcap.co.jp/s-hochi/n030327.html#1

滋賀報知新聞 http://www.bcap.co.jp/s-hochi/

関連雑誌5月号

スポーツ&フィッシングニュース
「バス問題を考える 『4月からの琵琶湖をどうするか?』<後編> 滋賀県釣り団体協議会が発足!」(萱間修氏) 「(リリ禁後の行動は)『個人の責任』の範囲のことで、他人がとやかく言えるものではないはずだ。(中略)怖いのは、こんなツマラナイことで釣り人が仲間割れをすることだ」と萱間氏。滋賀県釣り団体協議会の発足の動き。発足準備会合での来田仁成氏(社団法人全日本釣り団体協議会専務理事)のスピーチ内容。

Basser
「琵琶湖バス事情の明と暗 §10いよいよ条例施行 ―4月1日を直前にして―」(平村尚也氏) 県の関連予算。関係事業者ですら異なるリリ禁後のバサーの動向。「釣りをするべきではない」という声。「(トーナメント開催は)少なくとも開催前までに、駆除トーナメントとの差別化をはっきりアピールする必要があるだろう」と平村氏。」
「ファーストフードに外来魚!? "三方よし”のビジネスプランになるか 高校生が提案する外来魚利用の一考察 〜ビューティフル・ビジネス・コンベンション2002〜」(平村尚也氏)
※ページ数減少中のBasser誌。今号は200ページを切って194ページ。編集後記によると、リニューアル計画が進行中らしい。

Lure magazine
「全国バス事情を追え!!」 当面のリリース禁止が回避された長野。(編集段階では)リリース禁止検討中の秋田。

Rod and Reel
関連記事見当たらず。ちなみに前号は、伊東由樹氏が、生分解性ワームは野外に放置してよいと誤解される恐れがあるという主旨の文章を書いていました。

2003.3.26

バス重量部門優勝者はバスターズメンバー 県主催駆除釣り大会

 22・23日に実施された県主催の駆除釣り大会「キャッチザギル&バスフェスタinびわ湖」のバス重量部門で、外来魚バスターズのメンバーが8.4kg(48尾)を駆除して優勝、近江牛を獲得していたことがわかった。ビッグフィッシングの法則第2掲示板で「魚成@外来魚バスターズ」氏が公表した。また、バスターズメンバー12名が参加、30kg以上を駆除していたことも明らかになった。

 バス重量部門優勝者には、表彰式の行なわれた草津会場でみつなり氏が接触、その模様をレポートしていた。今津会場で参加し、表彰式のために草津会場に駆けつけていたという。

外来魚バスターズ http://web.kyoto-inet.or.jp/people/gyosei/

県漁連前会長ら7被告を恐喝罪で追起訴 大津地検

26日付読売新聞滋賀面によると、大津地検は地検は25日までに、天野川上流・山東町内での県発注河川砂防工事で県内の土木工事業者2社から100万円を脅し取ったとして、5日に再逮捕された県漁連前会長・川森芳一被告ら上多良漁協役員の7被告を恐喝罪で追起訴した。

2003.3.25

駆除コストはキロ当たり4万円 県主催駆除釣り大会

 22・23日に滋賀県内6会場で実施された県主催の駆除釣り大会「キャッチザギル&バスフェスタinびわ湖」の開催結果が24日、発表された。釣り大会参加者は22日が1010人、23日が1515人で計2525人だった。また、釣り教室参加者214人、お魚教室参加者124人、漁業体験参加者159人で、合計すると延べ3022人となる。また釣り上げられたのは、ブラックバスが151,416g、ブルーギルが341,874gで、合計計493,290gだった。

 発表資料をもとに計算すると、参加者1人が釣り上げた外来魚は平均195gだった。また、この大会の開催費用として、県の2月補正予算に2000万円が計上されている(ただしシンポジウム開催費等も含む)。この数字を元に計算すると、この大会での重量あたりの駆除コストは40544円/kgだった。外来魚駆除事業では、350円/kg(一部500円/kg)で漁業者から外来魚の買取りを行なっている。

<県プレスリリース>アクション2003琵琶湖・魚・人 キャッチ ザ ギル&バス フェスタinびわ湖 開催結果について(アクション2003琵琶湖・魚・人実行委員会 )
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/2003/3/24/0324gf0001.pdf

ゼゼラ「凄いよこれ。感動ものだよ。キロ当たり4万円だってさ」
カワウ「賞品の近江牛だってキロ4万円はしないよね」
ゼゼラ「と言う訳で、我々スタッフ探しました! 一生懸命探しました! 見つかりましたよ! 超高級のクジラ肉でキロ4万円になるものが見つかりました! 『超高級 尾の身 約100g 紀州太地産 鯨(くじら)肉』に4000円の値段がついています!」
カワウ「う〜ん。なんだかクジラを食べたくなってきたよ」

リリ禁条例施行前日・当日に県が啓発行事

リリース禁止条例施行の前日から当日にかけて、県が啓発行事を計画している。施行日当日の4月1日は琵琶湖レジャー利用監視員委嘱式・研修会、浜大津港で知事らが参加して行なわれる「琵琶湖への誓いの集い」、浜大津周辺などでの街頭・湖上啓発活動が行なわれる予定。また施行日前日の3月31日は滋賀県内のJR駅などで街頭啓発活動が行なわれる予定。

<県プレスリリース>「琵琶湖ルール」施行日の啓発行事について(自然保護課)
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/2003/3/25/0325dg0002.PDF
<県プレスリリース>「琵琶湖ルール」施行前日の街頭啓発活動について(自然保護課)
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/2003/3/25/0325dg0001.PDF

川森氏辞任で空席の県漁連会長に杉本敏隆氏

25日付読売新聞滋賀面によると、滋賀県漁連は24日、理事会を開き、恐喝の疑いで起訴され会長職を辞任した川森芳一氏の後任に、副会長で朝日漁協組合長の杉本敏隆氏を選出した。

2003.3.24

「滋賀県議会における答弁要旨[速報版]」を公開 滋賀県ホームページ

 「滋賀県議会における答弁要旨[速報版]」が24日、滋賀県ホームページで公開された。2月県議会の本会議における県当局の答弁要旨をPDF化したものが公開されている。

 県議会本会議での発言内容は、半永久的に保存される議事録が作成され、閲覧に供されている。しかし、作成・公開には2ヵ月前後を要していた。本会議での答弁は、答弁に対してさらに質問する「再質問」「再々質問」を除き、事前通告された質問内容に基づいて作成される答弁原稿を朗読する形になっている。このため、この答弁原稿などをホームページで公開することによって、県議会での議事が迅速に把握できるようにされた。

滋賀県議会における答弁要旨[速報版]
http://www.pref.shiga.jp/gikai-touben/0302/

 関係分
琵琶湖の生態系の総合的な保全回復に向けた取り組みについて
 知事: http://www.pref.shiga.jp/gikai-touben/0302/0221-3-2jimin-chiji.pdf
滋賀県琵琶湖のレジャー利用の適正化に関する 条例の円滑な施行について
 知事:http://www.pref.shiga.jp/gikai-touben/0302/0221-4jimin-chiji.pdf
 琵琶湖環境部長:http://www.pref.shiga.jp/gikai-touben/0302/0221-4jimin-biwako.pdf
琵琶湖の漁業の将来と漁業協同組合問題について
 農政水産部長:http://www.pref.shiga.jp/gikai-touben/0302/0226-6nishizawa-nousei.pdf

ゼゼラ「たったそれだけのことなのですが、『今まで公開されてこなかった』ということと、『他都道府県でも公開されているところが見当たらない』ということは結構驚きです。もちろんこれまでも、情報公開請求によって公開されたり、担当課から資料としてもらったりということはあったと思われるのですが、議会でそのまま読んでいるという文書の性格から言って、もっと簡易に読むことができて当然の文書と言えます。滋賀県がこうしてホームページで公開したことは、純粋に素晴らしいことです」

航行規制水域を答申 琵琶湖レジャー利用適正化審議会

24日付京都新聞ネット版によると、琵琶湖レジャー利用適正化審議会は24日、会合を開き航行規制水域を18カ所設けるとの答申をまとめた。当初案の15カ所に加え、地元自治体の要望で3カ所が追加された。また付帯意見として▽水域の指定後も、騒音などの状況を調査し、規制水域を見直す▽規制水域で指導や監視を適切に行い、実効性を確保すること−を求めたという。

航行規制水域で国松知事に答申 琵琶湖レジャー利用適正化審議会
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2003mar/24/W20030324MWA1S000000070.html

2003.3.23

県主催駆除釣り大会2日目

参加者数や雰囲気は1日目とあまり変わらなかったというのがもっぱらの評判です。

【県主催の駆除釣り大会「キャッチザ ギル&バス フェスタ」最終日】(みつなりの杜・バスフィッシングのページ
http://www.h4.dion.ne.jp/~mi2nari/bass20030323.htm
【キャッチ ザ ギル&バス フェスタ 報告】(リリ禁ネット)
http://www.kuniaki.co.jp/r/forum.html?start=460

 大津会場の「お魚教室」の様子
 まず、職員の人が30センチ後半ぐらいのバスを見本に解剖したが、その胃の中には何も入っていなかったが、腸の中にはヤゴが1匹入っていた。全員で50人ほどの参加者で、4人1組になり、各テーブルに2,3匹ほどのバスが配られた。私たちのテーブルでは最初、2匹(25センチくらい)を渡され、それらを解剖した。
 1匹目には何も入っておらず、2匹目のバスにはエサのえびが、そして後で前よりも少し大きめのバス(30センチくらい)を渡され、これにはギルの稚魚とエサのえびが入っていただけだった。後は消化後のドロドロしたものが少し入っているだけだった。
 他のテーブルでは、アメリカザリガニ、鮎が入っているのが各1匹ずついただけみたいだった。
 約12組ほどに分かれ、1テーブルで各2・3匹、合計30匹ほどが解剖されたが、目立って入っていたのは、おそらくその3匹ぐらいのようだった。
 職員さんはそれらをうれしそうに写真に収めていた。
(某方面から寄せられたレポートより)

駆除釣り大会関連シンポ 「琵琶湖の釣り愛好家」は受諾者なし?

 滋賀県は22日、大津プリンスホテルで駆除釣り大会関連イベントとしてシンポジウムを開催し、京都新聞によると約150人(募集定員300人)が参加した。C・W・ニコル氏が「自然と人との共生」と題して講演した後、県漁連副会長の杉本敏隆氏、滋賀大教育学部教授の川嶋宗継氏、琵琶湖博物館主任学芸員の中井克樹氏、県内小学生4人が加わり「子どもたちとのトーク」を行なった。当初予定されていた「琵琶湖の釣り愛好家」(→11日付京都新聞ネット版)は、関係者に打診が行われたものの受諾者がいなかった模様。ニコル氏の発言内容は、これまでに県広報などで伝わっていたものと異なって、決して県の取り組みを肯定するものではなかったという。

外来魚の問題を考えるシンポ 大津 C・W・ニコルさん講演(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2003mar/22/W20030322MWC3S100000051.html

2003.3.22

県主催駆除釣り大会 こんな感じらしい

情報を総合すると、次のような感じらしいです。

・家族連れ、小学生
・のべ竿、ポリカンウキ
・バケツ、ビニール袋
・1時間くらいで釣りは終了
・各会場100人いるかどうか
・大人は子どもの面倒を見ている場合が多いので人数の割に竿の数は少ない

MBSニュース曰く、▽国松クンが大津会場に来た▽水温が低く1人数匹しか釣れなかった。

【県主催の駆除釣り大会「キャッチ ザ ギル&バス フェスタ」】(みつなりの杜・バスフィッシングのページ
http://www.h4.dion.ne.jp/~mi2nari/bass20030322-2.htm
”再放流”禁止 外来魚の釣り大会 〜滋賀〜(MBS)
http://mbs.jp/news/local/html/20030322e03.html
釣った外来魚 ノーリリース 条例施行控え琵琶湖で大会(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2003mar/22/W20030322MWC3S000000049.html

県主催駆除釣り大会の「監視」を呼びかける 爆釣ch

 爆釣chが、22・23日に行なわれる県主催の駆除釣り大会「キャッチ ザ ギル&バス フェスタ」を監視するよう呼びかけている。大会の開催を前に県が、漁協に対してギルとバスを確保するように発注をしている模様で、取材向けの準備ではないかと推測されるという。このため、『主催者(県)が事実の捏造を行っていないか、ぜひこの週末は琵琶湖におもむき「キャッチ ザ ギル&バス フェスタ」の動向を監視してもらいたい』と呼びかけを行なっている。

 大会は、次の6会場で受付・検量が行なわれる。大津会場(大津なぎさ公園)、草津会場(琵琶湖博物館前)、近江八幡会場(長命寺港)、彦根会場(彦根港)、湖北会場(尾上漁港)、今津会場(今津サンブリッジホテル湖岸)。

 情報・意見・怪文書などは、送信フォームzezera@lycos.jp、FAX:03-3271-5416へもどうぞ。

爆釣ch http://www.bakucho.co.jp/

2003.3.19

17日付京都新聞社説「再放流禁止 琵琶湖は釣り堀でない」

再放流禁止 琵琶湖は釣り堀でない

 琵琶湖で釣った外来魚の再放流禁止や水上バイク規制を盛り込んだ滋賀県の「琵琶湖レジャー利用適正化条例」が、四月一日施行される。琵琶湖の環境保全につながる運用を期待したい。
 それにしても、同条例をめぐっては強硬な反対意見が相次いだ。条例制定に向け、同県が県民政策コメント制度に基づいて意見募集したところ、約二万二千件のコメントが寄せられた。うち95%が外来魚の再放流禁止に反対する意見だった。昨年十月の条例制定後も、再放流禁止の義務のないことを確認する訴訟が大津地裁に起こされている。
 反対意見の多くは、ブラックバス釣りが「キャッチ・アンド・リリース(再放流)」を基本マナーとしていることから、「再放流禁止は釣り文化の否定につながる」と指摘、琵琶湖の環境悪化は「公共事業や生活・産業排水による水質悪化が主な原因で、なぜ釣り人だけがいじめられなければならないのか」と被害者の立場を訴えている。また釣り船業者らは琵琶湖への釣り客の減少を懸念して「死活問題だ」と主張する。
 釣りファンの言い分も、理解できないわけではない。琵琶湖は、河川法によって誰もが自由に使用でき、遊べることを原則としている。また琵琶湖に生息するブラックバスやブルーギルなどは、現在約三千トンと推定され、再放流を禁止したからといって、どれほどの効果があるのか疑問だ。
 しかし、それでもなお、この条例が必要なほど琵琶湖の生態系が危機にひんしていることも事実だ。ニゴロブナやホンモロコなどの在来種は外来魚の増加に反比例して急減し、琵琶湖・南湖では漁獲の九割が外来魚で占められるというありさまだ。
 琵琶湖の生態系を守るには、いまのところ外来魚を地道に駆除するしか手がないようだ。駆除のかたわらで再放流されたのではたまらない。琵琶湖は釣り堀ではないのである。その水資源は生態系とともに守り続けなければならないのである。自然との共生を言うなら、むしろ釣りファンらは、この条例に積極的に協力するのが筋ではないだろうか。
 かつて同県では、合成洗剤を追放した「琵琶湖富栄養化防止条例」が制定された。あの時も業界は反対した。だが女性を中心とした熱っぽい運動が制定を後押しした。ところが今回は、そうした熱っぽさもなければ、県民全体への広がりもない。
 当時と比べ環境に対する意識は、地球温暖化防止京都会議や、十六日からの世界水フォーラムの開催などで格段に深まっているはずである。規制の対象がレジャー、釣り客に限られているせいもあるだろうが、行政の説明が十分でないことが影響しているようだ。
 条例施行後も、その意義や琵琶湖の実情を粘り強く説明し、水環境保全を訴え続けねばならない。

(2003年3月17日付京都新聞社説)

ゼゼラ「要するに、『どれほどの効果があるのか疑問』なのだけれど『駆除のかたわらで再放流されたのではたまらない』というのが、リリ禁の正当性の根拠らしいです。なのに、『自然との共生を言うなら、むしろ釣りファンらは、この条例に積極的に協力するのが筋ではないだろうか』というのは論旨不明。効果がないのに協力を求めてどうするのか?」
カワウ「『どれほどの効果があるのか疑問』と正直に(?)言ってみたまではいいけど、そうすると今度は規制の正当性が揺らぐんだよね。『駆除のかたわらで再放流されたのではたまらない』というのはほとんど感情論だから、そんなので条例作っていいのかよ、という話になってくる」

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