| 2002.11.30 |
朝日が後追いしたと喜ぶ滋賀報知新聞
30日付の滋賀報知新聞社説は、「県こそ率先垂範して外来魚をクック&イートせよ」と題したもの。朝日新聞21日夕刊のコラム「窓 論説委員室から」に触れ、「天下の朝日の論説委員も、小さなローカル紙の記者も、問題意識は同じだと、意を強くした次第である」と朝日は後追いだと喜んでいる。「率先垂範して県庁の食堂で、ブラックバスのてんぷら料理などを試食するといった努力を始めてみてはどうだろう」とまとめている。
滋賀報知新聞 http://www.bcap.co.jp/s-hochi/
「きょうの出来事」に意見メール送付呼びかけ 爆釣chで清水國明氏
25日に放送された日本テレビ系ニュース番組「きょうの出来事」の外来魚特集を巡り、清水國明氏が爆釣chのコーナー「釣戦者たちへ」で「あまりに酷い報道」として意見メールの送付を呼びかけている。
爆釣ch http://www.bakucho.co.jp/
| 2002.11.27 |
リリ禁ネットに萱間修氏が特別寄稿
萱間修氏の特別寄稿「リリ禁訴訟の解説」がリリ禁ネットのWEBフォーラムに掲載されている。今後連載として続く模様。
萱間修(かやまおさむ):スポーツ&フィッシングニュース編集長。著書に『バス問題を考える「それでも僕はバス釣りの味方です」
』(フィッシュマン、2001年2月)。2001年7月28日に福原毅氏とともに発起人として「THINIK
BASS 芦ノ湖バス会議」を開催。業界人としてはバス問題についての積極的な活動が目立つ。
リリ禁ネット http://www.ririkin.net/
バス雑誌メジャー3誌 1月号
Basser:
『10.18 訴訟の行方』 1ページ。「訴訟の行方」というタイトルだが、琵琶湖のリリース禁止についての説明、記者会見概要とその資料の要約が記事になっていて、どのあたりに「行方」が書いてあるのか不明。文は編集部となっているが、平村尚也氏に書かせた方が良かったのではないですか? Basser編集部さん。
『琵琶湖バス事情の明と暗 §6 全会一致のリリース禁止可決―数多く残る問題点―』 2ページ(広告大)。平村尚也氏。付帯決議の解釈、県による啓発活動、清水・浅野両氏による提訴が内容。えらく煮詰まった文章。
(バス問題関連は、他に「関西発フィールドレポートVol.3 今、我々にできることは? 解決への選択肢 ―番外編・岡山県・旭川ダム―」(平村尚也氏)、「Anglers'
Conference 5thcast 環境の保全と構築」(道下裕氏))
※Basserにしてはなにやら薄いなーと思ったら、一時期300ページ超だったのが、今回は242ページ。広告が減ってるのか?
Lure magazine:
『滋賀県を相手に訴訟!! ちょっと変だぞ。琵琶湖リリース禁止条例』 2ページ。大半が清水國明インタビュー。なかなか良い内容ではないかと。フォントが小さい分、情報量が多い。清水國明の写真がドデカイ。
(他に、奥村和正氏が連載でリリ禁に触れていて、妙にセンチメンタルで意外に名文?)
Rod and Reel:
『今月のお題特別号外 琵琶湖キャッチ&リリース禁止条例可決!』 2ページ。適正利用懇話会以来の経緯がざっと書かれている。冒頭で「釣り自体は胸を張ってできることを認識しよう」とあり、最後に「条例が施行されたら、僕らはどうすればいいのだろう? 琵琶湖での釣りをやめるのか? バスを殺すのか? 法の目をかいくぐるようにして釣りを楽しむのか? 水の中でハリを外せば問題ないのか? 法を破ってまでバスをリリースする人も現れるかもしれない。」となかなかキワドイことが書いてあるのが特徴か?
| 2002.11.25 |
リリ禁訴訟費用に311人から251,398円の寄付 BASSER
All Star Classicで
WBSonLINEの「霞オヤジの罵洲雑言」(11.21)によると、16日、17日に霞ヶ浦で行なわれたBASSER
All Star Classic 2002で、清水國明・浅野大和両氏を原告とするリリ禁訴訟費用の寄付が呼びかけられた。吉田幸二氏らが呼びかけたもので、311人から251,398円が集まった。
| 2002.11.22 |
溜池の水抜き「駆除」は小学生に見せるため???
「科学」という岩波書店が発行している雑誌があります。老舗の学術誌です。この「科学」の2002年6月号(72巻6号)に、佐原雄二・弘前大学農学生命科学部生物生産科学科教授が「レポート ブラックバス侵入の最前線から」という2ページ強(pp.579-581)のレポートを書いています。密放流で東北地方北部にもバスが「蔓延」しつつあり、それへの「抵抗活動」の最前線なのだというのが趣旨です。その中の、水抜きによる駆除ついて触れている部分を少し引用してみます。
このような野放図なバスの放流に対し、住民は決して手をこまねいているわけではない。バスを駆除する試みは各地で行われている。小川原湖など、網による駆除が行われているところもあるが、最も実をあげているのは池の水抜きだろう。ここ2、3年、先述の青森市の「シナイモツゴの池」ほか、決して少なくない数の池で、バス駆除を目的として水抜きが行われている。
しかし、水抜きの問題点も多々ある。まず、実効程度の問題である。すっかり水を抜かなければ駆除は完全でない。昨年9月には、鶴田町にある廻堰大溜池で水抜きが行われた。これは「津軽富士見湖」の別称を持つ広大な池で、水を完全に抜くのは容易でなく、水位をかなり下げたあとは網による捕獲が行われた。確かに大きなバスは捕獲されたが、サイズの小さな個体までは捕獲不能である。また、複数の溜池が水路でつながっている場合、当該溜池の上流側の池にもバスが入っていたら、水抜きの意味はほとんどない。さらに、再度密放流されれば事態は振り出しに戻ってしまう。また水抜きのさいには他の水生生物も深刻な影響をうけている。
ここまでは至極まっとうな分析です。水抜きでは駆除は難しい、他の水生生物にも深刻な影響を与える、と。ところが首を傾げてしまうのはこの続き。
それでも、バス駆除に取り組むことには意味がある。それは何よりも社会的・教育的な意義である。先述の廻堰大溜池の場合、バス(「乗り物の」バスである)2台をしたてて小学生たちが水抜き・バス捕獲の見学に来ており、なぜ駆除を行うのかの説明を受けていた。
実際、バス問題での最重要の課題は、次世代の教育なのだと思う。私自身、機会があるごとに、高校生や小学生を相手に、青森県における淡水魚の危機とバス問題について、拙いながらも話してまわっているが、その中で痛感していることは、こういう問題を子供たちに話すスタッフ養成の必要性である。
変質し貧困になった自然からは、貧困な自然観しか育たない。バス蔓延は単に自然そのものを変更するばかりではなく、人の自然観をも変えつつあるようだ。フナもメダカもいない池でバスを釣るのが、「自然とふれあう原体験」であるような子供たちが増えてきている。将来、そのような子供たちが成年に達した頃に、どのような自然観を持ち、自身の子供たちにそれを伝えていくのだろうか。想像すると背筋が寒くなる。本来の自然のありようと、その中におけるバスの破壊的役割、それを子供たちに説いて回ることの重要性は、いくら強調してもしすぎることはない。溜池で小ブナを釣り、水路でメダカをすくったことを原体験に持つ世代には、大きな仕事が待っているのだ。
つまり、つまり、つまり、「水抜きでは駆除なんてほとんどできないのです。他の水生生物も水抜きで深刻な影響を受けます。目的は、小学生に見せることです」ということ?????? えらくバスを憎むばかりに、子供に接させたいはずの「他の水生生物」までも殺してしまうこの矛盾。もっと冷静になってもらいたいところです。
| 2002.11.21 |
朝日論説委員「外来魚問題、行政は自省から再出発を」
21日付朝日新聞夕刊の「窓 論説委員室から」というコラムで、池見哲司論説委員が「外来魚騒動」と題して文章を書いています。要約するとこんな感じです。
リリース禁止の賛否それぞれの言い分はわかるが、この条例、どうもひっかかる。琵琶湖に外来魚がはびこるようになった原因を取り除くのが本筋ではないか。在来魚減少について、滋賀大の服部昭尚助教授は「ヨシ帯が消滅したことが大きい」と指摘。ブルーギルの侵入は県が関与した疑いが持たれている。県は「一匹も逃がしていない」と断言するが、真珠養殖の実験が行なわれていた西ノ湖で初めて確認されている。行政は、琵琶湖を外来魚天国にしたのは自分たちかもしれない、という自省から再出発すべきだ。
池見哲司氏は、「水戦争 琵琶湖現代史」という本を1982年に書いている人のようです。この本はまだチェックしていないのですが、琵琶湖総合開発に詳しそう。そういう人ほどこういうことを思うのかな。「アングロサクソン」の毎日・菅沼氏とは大違いだ。
『岐阜県のダム湖でホンモロコ「発見」』を考える
「「ホンモロコ」が宮川で見つかる 本当は琵琶湖固有種」(中日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021120-00000008-cnc-l21
「湖産アユに混じってホンモロコが拡散して繁殖している」というニュースなのですが、琵琶湖の魚が湖産アユに混じって広がるというのは魚類図鑑などにも書いてあることなので、今さらの話ではあります。バスかギルであれば、間違いなく起きているだろうけれども今ひとつ具体的に明らかになっていないのでサプライズなのですが。一度、どのくらい混入が起きているのか徹底的に調べれば、生物多様性のためにも役立つと思うのですが、そんなことしたら水産業界大打撃だからまぁやらないよね。
| 2002.11.19 |
爆釣ch 清水國明コラムがスタート
予告されていた爆釣chの清水國明コラム「釣戦者たちへ」が19日から始まった。有料で月300円。Docomo、au、J-PHONE、TU-KAの携帯電話で閲覧できる。
爆釣ch http://www.bakucho.co.jp/
| 2002.11.18 |
清水国明&天野礼子&水口憲哉でシンポin横浜(11.16)
主催する側の意図としては、山下茂氏の挨拶での「今日は外来魚問題の話はしない。ゴミの問題ではすべての釣り場で釣りができなくなることがありうるが、外来魚問題ではそれはない」という話や、挨拶をした自民党衆院議員(NPO法人日本釣り環境保全連盟顧問)・菅義偉氏、電報が紹介された自民党総務会長(衆院議員)・堀内光雄氏、自民党政調会長(衆院議員・日釣振会長)・麻生太郎氏、自民党衆院議員・亀井善之氏という名前に象徴されるようなイベントなのでしょう。
しかし、結局は天野礼子&水口憲哉が開発批判を繰り広げ、清水国明はリリ禁訴訟を語り、会場受付ではリリ禁訴訟の募金までやっているという、なんだかよくわからないイベントなのでした。