| 2002.9.10 |
最後のカード? 「バス釣り人協議会」意見書
「環境」と言っておけば、中身が伴わなくとも話が通ってしまいがちなのが滋賀県の現実だ。このことは滋賀県の将来にとってマイナスでしかないと思うのだが、それが現実である。バス釣り人協議会の意見書は、こうした現実の元、9月25日の県議会開会が迫っている現実を鑑み、リリース禁止の回避を第一目的に現実的で効果的な最後のカードを切ったものと言えるだろう。確かに話の筋は通らないし、外来魚問題の解決にはほとんどならない。しかし、駆除への協力姿勢を具体的に示すことは、今、目の前にあるリリース禁止を回避するためには有効な一手である。「それでもトーナメントをやりたいのか」という見方もあるだろうが、目に見える形で駆除への協力を示す方法であることも確かだ。
釣れました!
夕方釣りに行ったら1尾釣れました。でも20cmなかった。
| 2002.9.9 |
「バス釣り人協議会」意見書全文公開
琵琶湖バス釣り人協議会が9日に県に提出した意見書が、LBFCホームページに掲載されています。リリースの禁止には反対とした上で、本人の意思に基づくことを前提としながらもキャッチ・アンド・イート推進を受け入れ、参加者が200名を超えるトーナメントでのリリース禁止を自粛とするもので、かなり釣り側としては踏み込んだ内容と言えるでしょう。
代替案の要旨
1.琵琶湖における一般の釣り人には県が推進してきたキャッチ&イートの啓蒙をさらに強化して押し進め、釣り人が琵琶湖に訪れて、本人の意志にもとづき、外来魚を再放流しないようにする。
2.外来魚を対象とした釣り大会等を琵琶湖で開催し、その参加者が200
名を超える場合には、そこで採補された外来魚は、その主催団体が責任を持って管理し再放流をしないこととする。
意見書全文(LBFCホームページ)
http://www.cable-net.ne.jp/user/sk111455/teian.pdf
公聴会・シンポ感想 説明できない「効果」
リリース禁止条例をめぐっては、「本当の狙いは...」ということがしばしば言われます。罰則付加、釣り禁止へと進んでいくのだという見方もあります。しかし、県の公式見解で駆除効果が目的である以上、その効果があるのかという点が論点となります。
大阪の公聴会では、「効果」について触れられたリリース禁止賛成論者はいませんでした。「生物多様性が」「生態系が」ということは言うのですが、「なぜリリース禁止が必要なのか」が言えないわけです。ある意味一番正直なのが東京のシンポでの中井氏で、「本当の狙いは...」に相当することを口にしました。
このネジレを残したまま条例化することは、駆除派にとっても良くないことだと思うのですが。結果よければすべて良しなんてことをやってると、そのうち自分にも降りかかってくるときがきますよ。
「びわ湖会議」と「バス釣り人協議会」が意見書提出
環境保全の考え 違い浮き彫りに 琵琶湖レジャー規制
2団体が意見書(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2002sep/09/W20020909MWC3S000000089.html
びわ湖会議は事務局が県庁内にあるくらいなのでどうでもいいとして、琵琶湖バス釣り人協議会は「▽「できるだけ持ち帰る」規定にとどめる▽釣り大会で捕った一定量のバスについて、主催者が、バス放流を行っている他の水域に移す―などの代替案」を示したのだそうです。代替案をめぐっては、いろいろと釣り側の関係者それぞれ思惑もあって、なかなか合意を得るのは難しいところもありそうです。
9.6東京シンポ パネルディスカッション音声ファイル公開
http://page.freett.com/zezera/で公開しています。25MB。(すでに削除 03.01.19)
| 2002.9.8 |
9.5大阪公聴会の配布資料を公開
9.5大阪公聴会で発表者から配布された資料をスキャンしてゼゼラノート資料集で公開しました。県配布の資料は、ホームページなどと基本的に同一なので割愛しました。9.6東京シンポで配布されたもので、大阪で配布されていないものはありません。
ゼゼラノート資料集 http://zezera.tripod.co.jp/data/index.html
県民ネットワーク内でも意見が割れている模様
とくなが久志奮闘録vol.64より。
「前々から会派でも議論しているのだが、感情論と現実論とがごちゃまぜになってなかなか建設的な意見にならない。いわく、「ブラックバスなどもともと琵琶湖にいなかった魚を相手に遊ぶ事自体がおかしい」、「キャッチ・アンド・リリースは1つのマナーだというが、それは米国で生まれたもの。日本に持ち込むほうがおかしい」、「とにかく1匹でも外来魚を減らすには理屈はいらない」などなど。」
「外来魚の撲滅を目指すことが琵琶湖水政の方向性であること、釣り人らがゴミを散らかすことには断固取締りを強化すること、外来魚の密放流も断じて許さないこと、を大前提に、外来魚を減らす方策としてキャッチ・アンド・リリースの禁止が効果的なのかどうか、という視点で議論を深めたいと思う。少なくとも、「琵琶湖でレジャーを楽しむ人=環境破壊の極悪人」という単純化した図式は避けなければならない。」
西沢久夫のリアルダイアリー9月4日(水)より
「県民ネットワークではまだキャッチアンドリリースに関する統一的見解は持っていません。一方でプレジャーボート特に水上バイクに関する条例については、県条例では規制が緩すぎると言うことでほぼ一致しています。また、水上バイクのびわ湖への乗り入れ場所については、県の関与と強力な規制が必要だと言うこともほぼ統一的な見解を出せそうです。ただ今、キャッチアンドリリースについて、会派内でどのような対応をするべきなのか、議論と関係者との意見交換の中で県当局に対してよりよい条例にするため、精力的な対応をしていかなければならないと思う。」
県民ネットワーク内でもだいぶ考えが違うみたいですね。民主党系らしく寄り合い所帯ですからね。
徳永久志議員 http://www.e-siga.com/
西沢久夫議員 http://www.bcap.co.jp/hisao-nn/index.html
| 2002.9.7 |
9.6東京シンポ
今論点となっていることを議論できるパネラーではなかったというのがすべてでしょう。
| 2002.9.6 |
9.5大阪公聴会
リリース禁止に反対、あるいは疑問視する側は、「リリース禁止では釣りに来なくなる」という点を指摘します。これに対して、リリース禁止に賛成する側は、生物多様性の重要性、移入種による生態系撹乱の問題点を指摘するものの、それとリリース禁止をつなげる説明がありませんでした。このすれ違いが今後の議論でどうなっていくかは注目点の1つです。この他については追ってコメントしていく予定です。
| 2002.9.4 |
新聞各紙の「環境団体が独自条例案提出」報道
より厳しい規制を求めて環境団体などが作成した独自条例案が3日、国松知事に提出されたことについて、4日の新聞各紙滋賀版はこれを伝えた。全国紙でも取材体制の脆弱な毎日、産経が大きく取り上げた一方、取材体制の厚い地元紙の京都、ブロック紙の中日での扱いは小さかった。また、京都新聞が「環境市民団体や漁業者による」と「漁業者」という言葉を含めたのは意味深である。
提出の際の国松知事のコメント
「県としても2つも条例案を提出できない。もっともだといえる部分は参考にしたい」(中日・滋賀 9.4)
「(市民が条例案をまとめるのは全国的にも珍しく)画期的なこと」(朝日・滋賀 9.4)
提出した環境団体側のコメント
「できることなら我々の条例案を(県議会に)提案してほしい」「琵琶湖を守るため活気のある委員会だった。県議会でも真剣な議論を期待したい」(朝日・滋賀 9.4)
「バス釣りのリリース禁止など罰則を設けないと実効性は出てこない。本当に琵琶湖を守るのならば、厳しくきっちりとやっていることを示すべきだ」(毎日・滋賀 9.4)
「県の条例案は実効性が乏しい。水上バイクをやる場所はないというのが私たちの結論だ」「世界の湖沼保全からみれば、こちらの案が常識的な内容」(中日・滋賀 9.4)
独自条例案 http://www.biwa.ne.jp/~t-shozo/biwako.htm
| 2002.9.3 |
山下氏「私は勉強していない」 釣り感謝祭続報
会場に行かれた方から情報をいただいたので、紹介します。
LBFC浅野氏がJB会長・山下氏に「リリ禁に対してどう動けばよいのか?
何か行動を起こすべきなら、会長の口から指示して欲しい」といった旨の質問を投げかけたところ、山下氏は「私は勉強していないので、リリ禁に対して何かを言う権利は持ち合わせていない。会場の皆さん1人1人の判断におまかせする」と発言したそうです。JBの会長でありながら、「勉強していない」というのはいかがなものでしょうか。昨年の「理論非武装」とかいうのも、このあたりが根っこなのでしょうか。
また、「断固反対する」という日釣振の方針を高宮氏が説明し資料を配布したものの、この資料が足りていなかったり、署名用紙も行き渡っていなかったということです。
橋本正県議(自民党・琵琶湖クラブ)が来賓挨拶で、「リリース禁止制定後は、田んぼをビオトープにするから、そこにバスを放せばいい」という旨の発言をしたそうです。これが、橋本県議の個人的な思いつきなのか、具体的に浮上している話なのかは不明です。
他に、小西理衆議院議員が来賓として来たそうで、ホームページのデイリーコラム(9/4)によると、「主催者の方々とも琵琶湖の環境保全のあり方、特に外来魚対策、農業排水、雨水対策(道路の油の染み出し)、内湖の復元等について意見交換」したそうです。
橋本正県議 http://www.pref.shiga.jp/gikai/giin/kengiin/giin/hasimoto.htm
小西理衆議院議員 http://www.osamu-k.com/
独自条例案提出 夕方の関西ローカルニュースでも報道
より厳しい規制を求めて環境団体などが作成した独自条例案が3日、国松知事に対して提出された。このニュースは、民放も含め関西ローカルニュースで報道された。
漁業者らがレジャー規制案作製 独自案 滋賀県に提出(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2002sep/03/W20020903MWC3S000000108.html
独自条例案 http://www.biwa.ne.jp/~t-shozo/biwako.htm
「外来魚にも大事な生命がある」滋賀報知新聞・社説(8.31)
滋賀報知新聞が8月31日付けで、「ブラックバスも有り難くいただこう」という社説を掲載。ブラックバスを食べている例を紹介しながら、「逆に在来魚が「善」で、外来魚は「悪」として、外来魚には手段を選ばず駆除するという県のやり方は、すべての生命に対する慈しみや畏敬の念がなく、ごう慢ですらあると感じられる。」「外来魚にも大事な生命があることを忘れないでいただきたい。」という珍しい視点からのもの。
社説 http://www.bcap.co.jp/s-hochi/e-1.html
滋賀報知新聞 http://www.bcap.co.jp/s-hochi/
| 2002.9.2 |
西沢県議 9月29日の戻す会駆除大会に参加
西沢県議ホームページの掲示板で、西沢県議が9月29日の戻す会主催駆除釣り大会に参加すると発言。
西沢久夫議員 http://www.bcap.co.jp/hisao-nn/index.html
琵琶湖を戻す会 http://homepage2.nifty.com/mugituku/index.html
県漁連 「いまだに琵琶湖にバスが大量に密放流されている」発言(8.27)
西沢県議ホームページのリアルダイアリー8月27日によると、民主党系の県議会会派「県民ネットワーク」の意見聴取の場で、県漁連は「誰かが未だにブラックバスを大量に密放流している可能性があり、ある日突然網の中に一定の大きさのブラックバスが大量に入っているときがある。これは密放流が原因だと思う」と発言。
西沢久夫議員 http://www.bcap.co.jp/hisao-nn/index.html
「釣り感謝祭in琵琶湖」開催 5000人参加(9.1)
9月2日付読売新聞滋賀面によると、約5000人が参加したそうです。ネット情報を総合すると、滋賀県の自民党関係者も来たそうですが、特に目立った発言はなしだったと。
プログラムなどの開催要項 http://www.npo-jef.jp/biwako.html
NPO法人 日本釣り環境保全連盟 http://www.npo-jef.jp/
「おうみ白書2002 県の新税構想 湖面利用税など導入検討 徴税方法などで課題も」(毎日・滋賀 9.2)
湖面利用税と産廃税導入計画をめぐるこれまでの経過と問題点を整理したものです。うまくまとまってますが、特筆する内容はなし。